FAQ-256 異なるフィットの場合での線形制約条件を記述する方法

最終更新: 2018/08/08

フィットが異なる場合、線形制約条件の記述法は異なってきます。

複製フィット

パラメータ名+__n を表記として使い、ここで n は(n-1)番目の複製を表します。アンダースコアが2つ使用されていることに注意してください。

y0がパラメータでここには複製があるとします。使用可能な表記は次のようになります。

y0
y0__2
Note: この表記法はOrigin7.5とは異なります。

ピークアナライザ

制約は、パラメータ名+__n を表記として使い、ここで n はn番目のピークです。アアンダースコアが2つ使用されていることに注意してください。

ここに2つのピークがあり2つの変数、aとbがあると仮定します。すると、使用可能な表記は次のようになります。

a__1
b__1
a__2
b__2

制約条件の標準的な表記例は b__1 = b__2 のようになります。

もし共有パラメータがあれば、(同じグループの)最初のパラメータを使用して制限を加えてください。例えば、 a__2, a__3 が共有されていると a__1 = a__2 は動作しますが、a__1 = a__3 は動作しません。

Note:
  1. この表記は、Origin7.5のPFMで使用されているものとは異なります。
  2. ピークアナライザの制約表記と複製の表記との違いは、パラメータの最初のグループにあります。複製は、パラメータの最初のグループに対してのアンダースコアと数字の接尾辞を使用しませんが、ピークアナライザは使用します。

グローバルフィット

パラメータ名+__n を表記として使い、ここでは n はn番目のデータセットを表します。

ここにaというパラメータがあり、データセットが2つあると仮定します。使用可能な表記は次のようになります。

a
a_2
Note:接尾辞「_n」付きの表記は、グローバルフィットのみで有効です。独立フィットは、それぞれのデータセットを別々にフィットしますので、「_n」には意味がありません。



キーワード: 制約条件, 複製, 表記, ピークアナライザ, パラメータ, PA