ピークアナライザ, 基線の減算


このページは基線モードが、非対称最小二乗スムージング (ALS)の場合の説明のために追加されました。

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ダイアログテーマ

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設定

非対称最小二乗スムージング(ALS)法のパラメータを指定します。

非対称因子[0-1] それぞれの反復において、基線の上のポイントの重みを指定します。正のピークの場合は0に近く、負のピークの場合は1に近くなります。非対称因子は、0から1の間でなければなりません。非対称因子が小さくなればなるほど、基線の上のポイントが、次の反復の基線に与える影響が小さくなります。非対称因子には、正のピークの場合、例えば0.001などの0に近い値を、負の場合は例えば0.99などの1に近い値を選ばなければなりません。
しきい値(%) (正のピークの場合)基線上部、あるいは、(負のピークの場合)基線下部のポイントを決定するように、しきい値を設定します。しきい値は、基線へのポイントの限界距離と基線へのピークの距離の割合によって、定義されています。基線への距離が、しきい値よりも大きくなっているポイントは、基線の上にあると考えられます(正のピークの場合)。しきい値は、0から1の間でなければなりません。

しきい値が小さくなると、(正のピークの場合)基線の上にあるポイントは、基線を決める次の反復で、多く取り除かれます。

スムージング因子 基線の滑らかさを指定します。スムージング因子は、0より大きくなくてはなりません。通常の値は、2および9です。この値が大きければ大きいほど、基線は滑らかになります。
反復回数 反復回数を指定します。通常の値は10です。それぞれの反復で、基線を検出し、次の反復でどのポイントが基線の上にあるかを決定します。