expGraph
メニュー情報
ファイル: グラフエクスポート(詳細)
(グラフウィンドウがアクティブなとき)
概要
ラスターファイルまたはベクトルファイルとしてグラフをエクスポートします
コマンドラインでの使用法
1. expGraph type:=jpg path:= "c:\image";
2. expGraph type:=bmp path:= "<User Files Folder>" tr1.width:=300 tr1.unit:=2;
3. expGraph pages:=graph2 type:=psd path:= "<Project Folder><PE Path>" tr1.width:=50 tr1.unit:=3;
4. expGraph type:=pdf overwrite:=rename export:=specified pages:=2!; //シート範囲(インデックス)
5. expGraph type:=png filename:="<long name>" export:=specified pages:=col(A)[3]; // セル範囲
6. expGraph -theme "5 Inch Width" type:=eps path:= "c:\image";
7. expGraph type:=eps path:= "c:\image" tr.OpenGLGraph.AntiAlias:=2;
8. expgraph -t <book> path:="c:\test" tr1.Unit:=2 tr1.Width:=600;
Xファンクションの実行オプション
スクリプトからXファンクションにアクセスする場合、追加のオプションスイッチについてのページを参照してください。
変数
表示 名
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変数 名
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I/O と データ型
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デフォルト 値
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説明
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画像の種類
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type
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入力
int
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eps
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エクスポートする画像ファイルの種類です。デフォルトはEncapsulated Postscript (*.eps)です。
オプションリスト:
- Adobe Illustrator, ベクター形式
- Note: Origin 2017からAIオプションは非表示です。AIとしてエクスポートする場合は、あらかじめ@HAI=0に設定してください。詳細はシステム変数の一覧を確認してください。
- ビットマップ、ラスター形式
- Computer Graphics Metafile、ベクター形式, この形式は64ビットバージョンではサポートされません
- AutoCAD Drawing Interchange、ベクター形式, この形式は64ビットバージョンではサポートされません
- 拡張メタファイル, ベクター形式
- Encapsulated PostScript、ベクター形式
- GIF形式、ラスター形式
- JPEG、Joint Photographic Experts Group、ラスター形式
- ペイントブラシ形式のビットマップ、ラスター形式
- Portable Document Format、ベクター形式
- ポータブル・ネットワーク・グラフィックス,、ラスター形式
- Adobe PhotoShop、ラスター形式
- Truevision Targa、ラスター形式
- TIFF、Tag Image File、ラスター形式
- Windowsメタファイル、ベクター形式
- スケーラブル・ベクター・グラフィックス, ベクター形式
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グラフを選択
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export
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入力
int
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page
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このオプションを使って、エクスポートするページを選択します。デフォルトオプションはアクティブページです。
オプションリスト:
- アクティブなグラフページがエクスポートされます。
- プロジェクトのアクティブフォルダ内のすべてのグラフがエクスポートされます。サブフォルダのページは含まれません。非表示のページは含まれますが、ワークシートに埋め込まれたページは含まれません。
- recursive: 現フォルダ中のすべて(再帰的に適用)
- プロジェクトのアクティブフォルダ内のすべてのグラフがエクスポートされます。サブフォルダは再帰的に含まれます。
- open: 現フォルダ中のすべて(オープンのもの)
- プロジェクトのアクティブフォルダにある開いているすべてのページ(非表示ではない)がエクスポートされます。
- プロジェクトのアクティブフォルダ内のすべてのグラフがエクスポートされます。非表示および埋め込みのページが含まれます。
- プロジェクト内のすべてのグラフがエクスポートされます。非表示のグラフは含まれますが、埋め込みのページは含まれません。
- 上記以外のオプションです。次のグラフページの項目でページを指定します。
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グラフページ
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pages
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入力
string
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<active>
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プロジェクト内のエクスポートするグラフを選択します。参照ボタンをクリックすると、グラフブラウザが開き、グラフページを選択できます。エクスポートするグラフページは、埋め込みグラフのエクスポートに対応するために、セル範囲またはシート範囲を使用して指定することもできます。サンプルは、コマンドラインでの使用法を参照してください。
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マルチページPDFファイルとしてエクスポート
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multipage
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入力
int
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0
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複数のグラフページを複数ページで構成される1つのPDFファイルとしてエクスポートできます。
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ファイル名
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filename
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入力
string
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エクスポートされる画像ファイルの名前です。
- <ロングネーム> : グラフページのロングネームをファイル名として使います。
- <ショートネーム> : グラフページのショートネームをファイル名として使います。
- Graph ##: Graph + インデックス をファイル名として使用 (グラフページに表示されている同じ順に) します。
- Graph<pound>#: graph# + インデックス をファイル名として使用 (グラフページに表示されている同じ順に) し、文字 "#"(<pound>で表現) がファイル名としてつなげます。
Note:
- ファイル名はキーワードの組み合わせをサポートしています。例えば、「<ロングネーム>-multi」では、ワークシートのロングネームと文字列-multiがエクスポートするファイル名になります。
- "#" を表す <pound> は、 グラフインデックスとの組み合わせ以外にも使用できます。例えば、ファイル名を、Graph<pound>2 とすると、表示グラフ名はGraph#2 になります。
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パス
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path
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入力
string
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エクスポートする画像ファイルを保存するファイルのパスです。
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上書き
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overwrite
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入力
int
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ask
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指定パスにある既存のファイルを上書きするかどうかを指定します。Askがデフォルトオプションです。
オプションリスト:
- 番号を付けて自動的に名前を変更します。
- 既存のファイルを置き換えます。
- 既存のファイルをスキップします。
- 上書きするかどうか尋ねるポップアップメッセージを開きます。
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グラフテーマ
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theme
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入力
string
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エクスポートされるページに適用されるグラフテーマです。
この変数ではテーマオーガナイザに保存されたテーマを使用できます。
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オプションを使用
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sysopts
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入力
int
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1
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オプションダイアログのページ設定を使用するか指定します。
デフォルトは使用します。
GUIでは表示されず、スクリプトでのみ使用できます。
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エクスポート設定
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tr
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入力
TreeNode
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<unassigned>
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エクスポートのページ設定
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元のサイズを維持
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keepsize
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入力
int
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0
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元のグラフサイズを保持するか指定します。
デフォルトは保持します。
GUIでは表示されず、スクリプトでのみ使用できます。
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画像サイズ
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tr1
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入力
TreeNode
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<unassigned>
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エクスポートする画像のサイズを指定します。
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画像の設定
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tr2
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入力
TreeNode
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<unassigned>
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エクスポートする画像のプロパティを設定します。
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説明
このXファンクションは、Origin内のグラフを多様な画像ファイルにエクスポートします。プレビュー付きのユーザインターフェース(GUI)です。左パネルにはこのXファンクションの設定項目があります。右パネルには、2つのタブがあり、1つはイメージで、これはエクスポートされる画像を表示し、もう一方はグラフで、これはエクスポートする元のグラフと同じものを表示しています。
サポートされている形式
エクスポートできる画像ファイルとして、14種類の画像形式がサポートされています。これらのファイルは、大きく2つに分類できます。
- ラスター形式は、色の固定サイズのピクセルが縦横に並んだ配列です。この形式は詳細に表示するとそれに比例してファイル容量が大きくなり、拡大・縮小すると質が落ちます。ラスターファイルのサイズは解像度と色の濃度で決まります。ラスター形式は、より詳細にしたり、色数を増やしたり、拡大・縮小しても問題にならないようなグラフやレイアウトページを作成する場合に最もよく使われます。
- ベクター形式は、画像をどのように描くのかという手順が含まれ、サイズや解像度に関する追加情報も含まれます。この形式は、拡張性がありますが、その画像ファイルを開くアプリケーションで解釈されるため、エラーが発生することがあります。ファイルサイズは画像の複雑さに比例します。ベクター形式は、詳細な情報が少なく、色数が少なく、拡大・縮小が必要なグラフやレイアウトページを作成する場合に最もよく使用されます。
サポートされている形式の一覧は、変数セクションの画像の種類で確認できます。
ダイアログオプションの詳細
- 詳細は、エクスポート設定をご覧ください。
-
- 詳細は、画像サイズをご覧ください。
-
- 詳細は、画像の設定をご覧ください。
サンプル
この例では、プロジェクトのフォルダ構造と同じサブフォルダ階層を作成し、グラフウィンドウのロングネームにちなんで名付けられた独自のフォルダにグラフをエクスポートする方法を説明します。
Origin 2017以降の方法
<Project Folder><PE Path>などの事前定義パスは、opjファイル内のプロジェクトフォルダに従ってグラフを簡単にエクスポートする目的でOrigin 2017で導入されました。
doc -e P
{
if(page.IsEmbedded==0&&exist(%H)!=11) //埋め込みグラフまたはレイアウトウィンドウをスキップ
{
window -a %H; //グラフウィンドウをアクティブにする
expGraph type:=jpg filename:="<long name>" path:="<Project Folder><PE Path>" theme:=<Original> tr.Margin:=2;
}
}
Origin 2016以降の方法
文字列レジスタ%@Pは、アクティブフォルダのプロジェクトエクスプローラパスを示し、Origin 2016SR2以降に導入されました。
doc -e P
{
if(page.IsEmbedded==0&&exist(%H)!=11) //埋め込みグラフまたはレイアウトウィンドウをスキップ
{
window -a %H; //グラフウィンドウをアクティブにする
string a$=%X; //保存されたプロジェクトのWindowsパスを取得
string b$=%@P; //グラフプロジェクトパスを取得
b.Replace("/","\"); //正しいパス表記
i=b.delete(1);
string path$=a$+b$; //上記の文字列を連結してエクスポートフォルダパスを作成
expGraph type:=jpg filename:="<long name>" path:=path$ theme:=<Original> tr.Margin:=2;
}
}
Origin 2015以前での方法
pe_cd /; //ルートディレクトリに移動
string root_folder$;
pe_path path:=root_folder$; //ディレクトリパス取得
//root_folder$; と入力
int cs=%[root_folder$]; //パス長を取得
cs=cs+2; //スペースなどのために2を追加
//cs=;
doc -e P //すべてのグラフオブジェクトをループ
{
if(page.IsEmbedded==0&&exist(%H)!=11) //埋め込みグラフまたはレイアウトウィンドウをスキップ
{
string proj_path$=%X; //保存したプロジェクトのWindowsパスを取得;
//"the project path is:"+proj_path$;を入力
window -a %H;
string graph_fullPath$;
pe_path path:=graph_fullPath$; //グラフのプロジェクトエクスプローラーパスを取得;
%A=graph_fullPath$;
string graph_path$=%[%A,>cs]; //パスからルートフォルダ名を削除
//"the graph path is:"+graph_path$;を入力
// "graph title is:"+%H;を入力
string path$=proj_path$+graph_Path$; //上記の文字列を連結してエクスポートフォルダを作成;
path.Replace("/","\");
expGraph type:=jpg filename:="<long name>" path:=path$ theme:=<Original> tr.Margin:=2;
};
}
関連するXファンクション
expImage, expWks
キーワード:印刷と出版
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