| FAQ-930 Originを起動した時やOriginの実行中、Originが正常に機能しないときにWindowsがフリーズまたはクラッシュするのはなぜですか?Windows-Freeze-Crash-when-Origin-Starts-or-is-Running 最終更新日:2023/5/18 
 問題1:Originが正常に機能しないたとえば、非線形曲線フィットダイアログでフィット関数が見つからないなどです。
 問題1の対処法方法1 スクリプトウィンドウで、レジストリ内のユーザフォルダパスの値をクリアするために以下のスクリプトを実行します。すると次にOriginを起動するときにはユーザファイルフォルダがリセットされます。
del –path
 Originを閉じます。 Originを再起動します。ユーザファイルフォルダとして新しいフォルダを指定します。新しい場所は、クラウド同期サービスフォルダ内ではないファイルシステム上の任意の場所を指定してください。また、読み取りおよび書き込み権限があることを確認してください。
 方法2ローカルディスクに「バックアップ」を作成します。例えば、OneDriveでの場合、ファイルのステータスを「このデバイス上で常に保持する」(緑色の丸いアイコンと白いチェックマークが付いています)に変更します。これらのファイルはデバイスにダウンロードされ、オフラインの場合でも使用できるようになっています。
 問題2:Origin起動時にエラーメッセージが表示Originを起動できず、以下のようなエラーメッセージが表示されます。
  The script starting with...
 is too long.Script reading aborted
 この問題は、DIB読み取り不可というエラーも表示します。
 問題2の対処法方法1ローカルディスクに「バックアップ」を作成します。 
 詳細は、上述の問題1の対処法 > 方法2 セクションを参照してください。
 方法2ユーザファイルフォルダの場所を、クラウド同期サービスフォルダ内ではないファイルシステム上の任意の場所に変更してください。
 詳細は、後述の問題3の対処法 セクションを参照してください。
 問題3:Originを起動した時やOriginの実行中にWindows10がフリーズまたはクラッシュするOriginを起動した時やOriginの実行中にWindows 10がフリーズまたはクラッシュします。使用しているクラウド同期サービスによってエラーメッセージは異なります。例えば、
 Windows 10では以下のようなエラーメッセージが表示されます。
 
 以下の情報が一緒に表示される場合もあります。
 停止コード: SYSTEM_SERVICE_EXCEPTION失敗した内容: cldflt.sys
 
 問題3の対処法OriginのUser Filesフォルダ(および場合によっては他のフォルダも)をクラウド同期サービスから移動します。
 
	
	|  | 下記の手順でOriginフォルダをクラウド同期サービスから移動する際の注意 
 Origin2018またはOrigin2018 SR1を使用している場合は、Origin2018b以降のバージョンにアップグレードする必要があります。次の手順では、Origin 2018または2018 SR1でWindowsのクラッシュを防ぐことはできません。これらを試してもクラッシュする可能性があります。
 |  1.実行中のOriginをすべてシャットダウンする2.User Filesフォルダがクラウド同期サービスにあるかどうかを確認するWindowsファイルエクスプローラーからDropbox、Googleドライブ、またはOneDriveフォルダを検索し、該当のファイルを見つけます。ナビゲーションウィンドウにショートカットが表示されていることがあります。その場合はUser Filesという名前のサブフォルダをフォルダの検索を使用して検索します。
 下図は、OneDriveに「User Files」フォルダがある例です。
 
 ナビゲーションウィンドウにクラウド同期サービスのショートカットアイコンが見つからない場合は、サービスがインストールされていないか、またはフォルダを見つけるためにファイルシステムを深く掘り下げなければならないかもしれません。
 サービスがインストールされていない場合や、同期フォルダにOriginのユーザファイルフォルダが配置されていない場合はこの問題は発生していません。OriginLabのテクニカルサポートにコンタクトしてサポートを受けてください。(日本では株式会社ライトストーンがサポートを承っています。)
 3.User Filesフォルダの新しい場所を決定する新しい場所は、クラウド同期サービスフォルダ内ではないファイルシステム上の任意の場所を指定してください。また、読み取りおよび書き込み権限があることを確認してください。
 4.新しいUser Filesフォルダの作成決定した新しい場所で、 「OriginLab」という名前のサブフォルダを手動で作成します。次に、使用しているOriginのバージョンに基づいていくつかのサブフォルダを作成します。スペルと大文字の確認は重要です。 
 
| Origin 2018b以降の場合 | Origin 2017以前の場合 |  
| 次のサブフォルダを追加します:User Files、Autosave、Backup、Unsaved | 次のサブフォルダを追加します:User Files、Autosave |  
|   |   |  これらのフォルダへのフルパスを書き留めておく必要があります。
 5.Originのフォルダの場所を変更Originを起動してWindowsがクラッシュしないようにするには、OriginのUser Filesフォルダをリセットする別の方法が必要です。
 
 Windowsのタスクバーの検索ボックスでregeditと入力します。一番上の結果のregedit Run commandを選択します。
 または:
 スタートメニューを右クリックしてファイル名を指定して実行を選択します。regeditと名前ボックスに入力してOKをクリックします。
 レジストリエディターが開いたら、ダイアログの左の枠内で以下のパスを探します:
 Computer\HKEY_CURRENT_USER\Software\OriginLab
 OriginLabレジストリキーには使用しているPCにインストールされているOriginのバージョンごとに1つ以上のサブキーが表示されます。使用しているOriginのバージョンのキーを選択して展開し、それのInternationalサブキーを選択します。以下はOrigin 2018bの例です:
  
 
 
 レジストリエディターの右枠内で、名前がPathの値を探します。 
"Path"を右クリックします。コンテキストメニューから修正を選択します。新しいUser Filesフォルダのフルパスを入力します(上の手順で書き留めたものです)。パスの最後にバックスラッシュを追加するのを忘れないでください。例えば、
 C:\your New Location\OriginLab\User Files\OKをクリックします。  
 
 
 レジストリエディターの右枠内で、名前がAutosaveの値を探します。見つからない場合は以下の手順を行います:  枠の空白エリアで右クリックしてコンテキストメニューから新規:文字列値を選択して新しい値を追加します(以下の手順#1を参照)。 「新しい値 #1」を右クリックしてコンテキストメニューから名前の変更を選択し、新しい値の名前を「Autosave」に変更します(以下の手順#2を参照)。
 手順#1:
  
 手順#2:
  
 続いて、上記の「"Path"の値で新しいUser Filesフォルダの場所を設定します。」と同じ手順で、新しい「Autosave」値を変更します。
 
| Note: Origin 2018b以降の場合は既存の手順「"Autosave"の値で新しいAutosaveフォルダの場所を設定します。」 と同様の手順を他の2つのフォルダに対してあと2回繰り返す必要があります。最初に"Backup"で行い、続けて"Unsaved"で行います。
 |  
 
 レジストリの変更の最終結果を以下に示します。 
  6.Originを再起動するUser Filesフォルダと他の関連フォルダを移動したので、Originを起動することができます。これが正しく動作している場合は今後は新しいフォルダを使用する必要があります。
 関連トピック:
 
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