expASC

内容

メニュー情報

ファイル:エクスポート:ASCII

概要

ワークシートデータをASCIIファイルとしてエクスポートします。

コマンドラインでの使用法

1. expASC path:="c:\signal.dat";

2. expASC type:=csv path:="c:\signal";

3. expASC type:=dat path:="c:\signal" select:=1 separator:=cs;

4. expASC iw:=[book1]1 path:="c:\signal.dat";

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力ワークシート iw

入力

Worksheet

<active>
エクスポートするワークシートを指定します。デフォルトでアクティブワークシートが使われます。この値はダイアログボックスで変更できません。
ファイルの種類 type

入力

int

0
エクスポートするファイルの拡張子を指定します。

オプションリスト:

  • dat:*.dat {0}
    ASCIIデータを .datファイルでエクスポートします。
  • text:Text File(*.txt) {1}
    ASCIIデータを .txtファイルでエクスポートします。
  • csv:*.csv {2}
    ASCIIデータを .csvファイルでエクスポートします。
  • all:すべてのファイル(*.*){3}
    ユーザが指定したファイル名でASCIIデータをエクスポートします。

.dat, .txt .csv を使うとき、それらが合っていなくても、拡張子が指定したファイル名の拡張子に追加されます。

ファイルパス path

入力

string

fname$
出力ファイルのパスとファイル名を指定します。
上書き overwrite

入力

int

2
エクスポートするファイルと同じ名前のファイルがある場合に既存のファイルを上書きするかどうかを指定します。

オプションリスト:

  • replace:Replace {0}
    既存のファイルのデータをエクスポートしたデータで置き換えます。
  • append:Append {1}
    エクスポートしたデータを既存のファイルに追加します。

値2を使い、ファイルが存在していれば、出力ファイルの置換、追加、名前の変更を選択できるダイアログで提示されます。

選択したデータのみエクスポート select

入力

int

0
このチェックボックスにチェックを付けると、選択したデータのみをエクスポートします。非連続の選択もできます。
区切り文字 separator

入力

int

0
区切り文字またはデリミタとして使用する文字を指定します。このオプションはファイル形式CSVの場合利用できません。その場合、csvsep オプションで無効にしていなければ、カンマは区切りとして使用されます。

オプションリスト:

  • tab:TAB {0}
    デリミタとしてタブを使います。
  • comma:, {1}
    デリミタとしてカンマを使います。
  • space:SPACE {2}
    デリミタとしてスペースを使います。
  • ct:,TAB {3}
    デリミタとしてカンマとタブを使います。
  • cs:,SPACE {4}
    デリミタとしてカンマとスペースを使います。
区切り文字 csvsep

入力

int

カンマ

ファイルタイプがcsvのとき、このパラメータは区切り文字をカンマまたはセミコロンにセットします。


オプションリスト

  • カンマ
    デリミタとしてカンマを使います。
  • セミコロン
    デリミタとしてセミコロンを使います。
ショートネームを含む shortname

入力

int

0
ショートネームのヘッダ行をエクスポートするかどうかを指定します。
ロングネームを含む longname

入力

int

1
ロングネームのヘッダ行をエクスポートするかどうかを指定します。
単位を含む units

入力

int

1
単位のヘッダ行をエクスポートするかどうかを指定します。
コメントを含む comment

入力

int

1
コメントのヘッダ行をエクスポートするかどうかを指定します。
ユーザパラメータを含む userparam

入力

int

0
ユーザパラメータのヘッダ行をエクスポートするかどうかを指定します。
サンプリング間隔を含む sampinterv

入力

int

0
サンプリング間隔のヘッダ行をエクスポートするかどうかを指定します。
パラメータを含む parameter

入力

int

0
パラメータのヘッダ行をエクスポートするかどうかを指定します。
行ラベルとインデックスを含む rowlabel

入力

int

0
行ラベルとインデックスをエクスポートするかどうかを指定します。
高精度でエクスポート precision

入力

int

1
データを高精度でエクスポートするかどうかを指定します。デフォルト値は真です。
サンプリング間隔を新しい列としてエクスポート addxcol

入力

int

0
サンプリング間隔に従って、各列の出力データに新しい時間列を追加するかどうかを指定します。
欠損値を「--」でエクスポート missing

入力

int

1
欠損値を「--」でエクスポートするかどうかを指定します。
テキストセルの数字に接尾語を追加 suffix

入力

string

テキスト列の数値に接尾語を付けることができます。付ける場合には、接尾語を指定するためにこの変数を使用します。

説明

expASC関数は、ワークシートデータをASCIIファイルでエクスポートします。

ASCIIエクスポートは、データのみのワークシートに制限されます。レポートシート、埋め込みグラフやリンクグラフ(スパークラインを含む)を持つワークシートなど埋め込まれた情報が含まれる複雑な文書は、ASCIIファイルにエクスポートすることができません。エクスポートするワークシートに埋め込みの画像やグラフがある場合、これらの画像やグラフはエクスポート時に無視されます。

サンプル

次の例は、アクティブワークシートをテキストファイル(c:\test.txt)にエクスポートするものです。

  1. Originメニューから、「ファイル:エクスポート:ASCIIこれにより、「ASCIIEXP」ダイアログボックスが開きます。
  2. ファイルの種類」ドロップダウンリストから「テキストファイル *.txt」を選択します。「ファイルパス」に「c:\test.txt」と入力します。
  3. オプションダイアログを表示」チェックボックスを選択します。
  4. 保存をクリックして、ダイアログを閉じます。

関連するXファンクション

impASC, expMatASC