ワークシートセルにグラフ、画像、他のオブジェクトを挿入する


Video Image.png 関連する動画はこちら:Insert Graphs

Originワークシートは、表形式のテキストおよび数値データ以外のさまざまな種類の情報を格納することができます。例えば


このトピックは、ヘッダ行(ラベル行)またはデータ行のいずれかのワークシートセルに挿入できるものについて説明しています。

Inserting Graphs, Images and Other Objects into Worksheet Cells-1.png

下表は、ワークシートセルに挿入可能なものをリスト化したものです。一部は、ヘッダ行またはデータ行に挿入できます(ショートカットまたはメニューコマンドの利用によって示されます)。

Originワークシートのセル内容を変数値、他のOriginワークブックセルまたは他のグラフウィンドウの値にリンクすることは、ルーチンタスクの自動化レポートの生成に役立ちます。

要素 コメント

矢印

注釈用のワークシートに役立ちます。

  1. このセルを右クリックして、矢印の挿入> 種類を選択します。

編集可能なグラフ†

ワークシートセルに編集可能なグラフを埋め込みます。 ワークシートセルをダブルクリックして編集します。完了したら、グラフウィンドウの右上角にある閉じるボタンClose embed graph.pngをクリックします。すると、グラフウィンドウが閉じ、埋め込みグラフに変更が保存されます。

  1. このセルを右クリックして、グラフを挿入を選択します。
  2. グラフを挿入ダイアログが開いたら、グラフブラウザを使ってグラフを選択し、OKをクリックします。
  3. セルにグラフを移動します(埋め込み)にチェックをつけ、OKをクリックします。

グラフの画像

これはグラフを画像オブジェクトとして挿入します。画像をソースグラフとリンクすることことができ、リンクしたソースグラフを更新すると、画像も更新されます。

  1. グラフを右クリックして画像としてグラフをコピーする/ページコピーを選択するか、メインメニューから編集: 画像としてグラフをコピーする/ページコピーをクリックします。
  2. ワークシートセルを右クリックしてリンクの貼り付けを選択するか、メインメニューの編集: リンクの貼り付けをクリックします。リンクせずにグラフの画像を貼り付けるには、貼り付けを選択します。

カウスカーソルをセルの上に移動すると、プレビューが表示されます。

ハイパーリンク

ワークシートセルにハイパーリンクを挿入できます。詳細は、ワークシートセルにリンクを挿入するを参照してください。

ファイルからの画像†

画像(.JPG, .BMP, .GIFなど)を挿入します。 セルをダブルクリックすると、イメージウィンドウで画像が開きます。

  1. セル上で右クリックしてファイルからイメージを挿入を選択します。

一度イメージウィンドウで開くと、挿入された画像を外部のソースファイルにリンクできます。これは、多くの(または大きな)画像が含まれる場合にプロジェクトのサイズを制御するのに役立ちます。詳細は、(1) リンク および (2) 開かれたプロジェクトファイルのワークスペースに外部リンクされた画像を復元するのリンクを参照してください。

ロングネーム、
単位、
コメント、
パラメータ値、
列の式など

ヘッダ行はシートまたは列に関連した様々な情報を表示できます。 詳細は、ワークシートヘッダ行に表示するサポートデータを参照してください。

ノート

ノートを挿入するには、セルを選択してミニツールバーのノートを挿入ボタンMT insert note cell.pngをクリックします。

  • セルの右上隅にある赤いノートアンカーにカーソルを合わせると、ノートテキストを含むポップアップが表示されます。
  • 埋め込み画像など、他の情報を含むセルにノートを追加できます。
  • 既存のノートを管理するには、セルを選択し、ミニツールバーのノートをクリアまたはノートウィンドウで開くボタンをクリックします。
  • ノートに独自のカスタムテキストを事前入力できます。
  • \User Files\Origin.ini を開き、[Text]セクションを見つけて、CellNote="ここに任意のテキストを入力してください"と追加します。
  • Origin.iniを編集していない場合は、システム変数@CNNを使用して、各ノートに標準要素を追加できます
    (例:@CNN=2 ==> "user 1/7/2022")。システム変数の値を変更する方法については、このFAQを参照してください。
0 = "ここに入力"
1 = ユーザ
2 = ユーザ + 日付
3 = ユーザ + 日付 + 時間

数式

LaTeX数式を、データ領域とラベル行(ロングネーム単位コメントなど)に挿入できます。

  • 目的のワークシートセルをクリックし、ミニツールバーのLaTeXを挿入ボタンPopup Insert Latex.pngをクリックします。または、
    目的のセルをダブルクリックしてインプレース編集モードにして右クリックして開くメニューから挿入: LaTeX数式を選択します。
    これにより、 LaTeX数式エディタが開きます。
  • LaTeX数式は\q escapeを使用して挿入されます。式を表示するには、列のプロパティダイアログリッチテキストをオンにするか、右クリックメニューの書式を設定: リッチテキストを有効にする必要があります(単位ラベル行ではデフォルトでリッチテキストが有効です)。

スパークライン†

スパークラインはワークシート列に含まれているデータのサムネイルを表示します。

  1. スパークラインヘッダ行セルを右クリックして、スパークラインを追加または更新を選択します。ヘッダ行セルに列データのスパークラインプロットが追加されます。詳細は、Xファンクションsparklinesを確認してください。
  1. データ行セルで右クリックしてスパークランの挿入を選びます。これでプロジェクト内のどのデータセットのスパークインプロットでもデータ行セルに追加できます。詳細は、XファンクションinsertSparklinesを確認してください。

変数

ワークシートのバイナリ記憶域(重要なヘッダー情報を含むデータファイルをインポートすることによって生じる可能性がある)に格納された変数を、静的な値またはリンクされた値としてワークシートのセルに挿入できます。 リンクした値の場合、セル値はリンクされた変数の値が変更すると、更新されます。(新しいデータファイルをインポートするときなど)

詳細情報は、変数の挿入ダイアログボックスを参照してください。

†Note: Origin 2018より、編集可能グラフリンク付き/なしのグラフ画像ファイルからの画像スパークラインを含むセルの上にマウスカーソルを移動すると、プレビューが表示されます。

Embed graph preview hover.png


ワークシートのセルに画像ファイルを挿入する場合、直接のコピー&ペーストも利用できます。

  • Originの外にある画像ファイル(.JPG , .BMP , .GIF)をコピー
  • ワークシートのセルをクリック
  • Ctrl+Vを押すか右クリックから貼り付けを選択
  • セルをダブルクリックすると新しいイメージウィンドウで画像を表示
このセクションで説明している項目: