グラフウィンドウの統合ダイアログボックス


グラフウィンドウの統合ダイアログボックスを開くには、グラフウィンドウがアクティブな時にグラフ操作:グラフウィンドウの統合と操作します。

Merge Graph Dialog Box1.png

この機能は指定したグラフを新しいグラフウィンドウに統合します。新しいグラフでは、元のグラフは * グリッドで配置されます。

グラフ

グラフが統合される順序でグラフを一覧表示します。ボックスの上部にあるボタンを使用すると、グラフを選択して並べ替えることができます。グラフ選択用のフライアウトメニューに注目してください。

Merge Graph Dialog Box Graphs Controls.png

フライアウトメニューオプション

現在のページ アクティブページ内の全てのグラフ
現フォルダ中の全て サブフォルダを除く、アクティブフォルダ内の全てのグラフ
現フォルダ中のすべて(再帰的に適用) サブフォルダを含む、アクティブフォルダ内の全てのグラフ
現フォルダ中の全て(オープンのもの) アクティブフォルダ内の開いている全てのグラフ
現フォルダ中の全て(埋め込みを含む) 埋め込みグラフを含むアクティブフォルダ内の全てのグラフ
プロジェクト中のすべて 現プロジェクトの全てのグラフ
グラフブラウザ グラフブラウザを開きます(次のセクションをご覧ください)

グラフブラウザ

グラフブラウザは、 グラフリストにグラフを追加するために使用されます。 左上隅のフォルダフィルタドロップダウンを使用すると、フォルダ内のすべてのグラフを参照してから、Button Expand Panel Right.pngボタンとButton Expand Panel Right.pngボタンを使用して、グラフリストにグラフを追加または削除できます。

Merge Graph Dialog Box Browser.png


注意点:

  • 埋め込みグラフを表示する ボックスをオンにすると、ワークシートに埋め込まれているグラフを参照して含めることができます(スタンドアロングラフとしては存在しなくなる可能性があります)。
  • 右側のパネルで(a)名前見出しをクリックするか、(b)名前のすぐ左にあるボタンをドラッグして、グラフをソートまたは再配置できます。

元のグラフを保持

統合を実行した後、元のグラフを保持するかどうかを指定します。

レイアウトの再配置

複数レイヤを含むグラフに属するレイヤを再配置するかどうかを指定します。

リンクレイヤを持つ複数レイヤグラフを統合する場合、各グラフは一つの単位として扱われ、個別のグラフのレイヤリンク関係は保持されます。

Merge linked layer graphs.png

配置の設定

レイヤを配置する設定です。

行の数 新しいグラフでの行数を指定します。新しいウィンドウで行×列のグリッドに配置されます。
列の数 新しいグラフでの列数を指定します。新しいウィンドウで行×列のグリッドに配置されます。
方向

このツールでは、指定されたグリッドでグラフレイヤを配置する方向を指定します。

  • 水平方向優先
    垂直方向を優先してレイヤを配置します。
  • 垂直方向優先
    垂直方向を優先してレイヤを配置します。
目盛とラベルを交互に表示

グラフレイヤの左右(あるいは下側と上側)に軸の目盛りやラベルを交互に表示させるかどうかを指定します。

Note: この変数は積み上げグラフでのみ利用できます。つまり、行の数または列の数のどちらかを1に設定したときです。
列の数=1で行の数>1の場合、レイヤは垂直方向に積み上げられ、右と左のY軸が交互に表示されます。
行の数=1で列の数>1の場合、レイヤは水平方向に並べられ、下と上のX軸が交互に表示されます。

グリッドのためのレイヤを追加 元のグラフの数が行数と列数の積より少ない場合、空白のグリッドに対して新しいレイヤを追加するかどうかを指定します。
レイヤの縦横比を保持する グラフレイヤの元の縦横比を維持するかどうかを指定します。
元のグラフを1つの単位として扱う このチェックをつけると、1つのグラフ内の全てのレイヤはグラフを統合している時に1単位として認識されます。元のグラフでリンクしていないレイヤは元のレイヤ1にリンクされます。

この制御は、レイアウトの再配置が選択されている場合に使用できます。

レイヤリンク 全てのリンクしていないレイヤを統合したグラフのレイヤ1にリンクします。リンク済みのレイヤは、統合前にリンクしていたレイヤとリンクした状態が保持されます。

Note: それぞれの元のグラフを1つの単位として扱うレイヤリンクの両方をチェックすると、以下のようになります。

  • それぞれのソースグラフでリンクのないレイヤは、ソースグラフのLayer1とリンクします。
  • 各ソースグラフのレイヤ1 は統合したグラフのレイヤ1にリンクします。
共通スケールでレイヤ幅を設定

それぞれのレイヤ幅を共通スケールで定義します。例えば、積み上げ横棒グラフの作図する際に共通スケールを決めて、レイヤ間で棒の長さを直接比較することができます。一方、このオプションがないと、同じ物理量を示す2つの軸が、異なるスケール範囲になることがあります。

この制御は、レイアウトの再配置がオンになっていて、向き自動に設定されている場合は使用できません。

共通スケールでレイヤ高さを設定

それぞれのレイヤ高さを共通スケールで定義します。例えば、積み上げ縦棒グラフの作図する際に共通スケールを決めて、レイヤ間で棒の高さを直接比較することができます。一方、このオプションがないと、同じ物理量を示す2つの軸が、異なるスケール範囲になることがあります。

この制御は、レイアウトの再配置がオンになっていて、向き自動に設定されている場合は使用できません。

軸フレームを表示 このチェックボックスでは、軸/目盛りが重なっているときに、軸フレームを表示してグラフの軸/目盛りを非表示にするかどうかを指定します。

間隔

単位 以下の間隔と余白の単位を指定します。サポートされている単位:ページに対する%, インチ, cm, mm, ピクセル, ポイント
水平の間隔 隣接するレイヤ間の水平方向のギャップを指定します。
垂直の間隔 隣接するレイヤ間の垂直方向のギャップを指定します。
左端余白 新しいグラフページの左余白を指定します。
右端余白 新しいグラフページの右余白を指定します。
上部余白 新しいグラフページの上余白を指定します。
下部余白 新しいグラフページの下余白を指定します。

ページ設定

新しい向きの設定である「自動」が、Origin 2021bより追加されました。下記の説明のように、これにより、ページのサイズが大きくなります。グラフを元のグラフと同じサイズのページに統合するには、向きまたはに設定します。

方向 この中から、新しいグラフの向きを指定します。
  • 自動
  • 横向き
  • 縦向き

デフォルトでは、自動が選択されています。つまり、統合されたグラフのレイヤサイズは保持されます。ページの高さと幅は、レイヤサイズと余白の合計によって制御されます。

新しいグラフページの幅を指定します。向きを指定するために自動を選択すると、使用できなくなり、ページの幅のみが表示されます。
高さ 新しいグラフページの高さを指定します。向きを指定するために自動を選択すると、使用できなくなり、ページの高さのみが表示されます。
単位 新しいグラフページの単位を指定します。
Note:2つ以上のグラフを1x 1配置(1行1列)と指定し、向き = 自動(つまり、複数のレイヤがオーバーラップする)の場合、Originはオーバーラップしたレイヤ/グラフの最大の幅と高さの寸法を使用します。

スケールエレメント

スケールモード レイヤ枠、レイヤとスケールに接続している軸、軸ラベル、凡例、データプロット、他のオブジェクトが、新しいグラフページのレイヤのサイズが変わったときに、どのような効果にするかを指定します。
  • 自動: 元のグラフの設定を使用します。
  • レイヤフレームでスケーリング:レイヤに比例してレイヤ内の要素の大きさも変わります。
  • 固定倍率各レイヤ要素のサイズを、元のサイズ(フォントサイズ、シンボルサイズ、線幅など)で決定します。これらの要素のサイズは、元のサイズと固定倍率で指定するスケール因子との掛け算で決定されます。
固定倍率 これは、スケールドロップダウンで固定倍率にセットされている場合のみ利用可能です。固定スケール倍率を指定します。
Note:グラフレイヤの作図の詳細サイズタブ 内のスケールエレメントグループで固定倍率を設定している場合、グラフを他のグラフと統合し、ページの設定項目向き= 自動に設定すると、固定倍率1で上書きされます。

ラベルを追加

ラベルテキスト 統合したグラフにラベルを追加・フォーマットを指定します。
  • なし:グラフにラベルを追加しません。
  • A: ラベルは大文字で表示されます(ABC等)
  • a: ラベルは小文字で表示されます(abc等)
  • カスタム:下にあるテキストボックスにラベルを定義します。
カスタム このテキストボックスは、ラベルテキストドロップダウンリストでカスタムが選択されているときのみ利用できます。カスタムラベルのテキストを指定します。
  • a$ および A$を選択すると、 (a, b, c...) および (A, B, C...)のような小文字、大文字が、統合されたレイヤのラベルを付けのために使用されます。
  • r$ および R$を選択すると、 (i, ii,iii...)および (I, II, III...)のようなローマ数字の小文字、大文字が、統合されたレイヤのラベルを付けのために使用されます。
  • n$が選択すると、(1, 2, 3...)のようなレイヤ番号がレイヤのラベルを付けのために使用されます。
  • h$を選択すると、レイヤに文字#が追加されます。
  • Graph ##カスタムテキストボックスで選択できます。ラベルは、Graph 01Graph 02Graph 03という形式でグラフに追加されます。
  • アクティブウィンドウタイトルの名前は文字列レジスタ %H に保存されます。このオプションを選択して、ウィンドウのショートネームでラベルを付けます。このラベルは静的ラベルとなります。ソースウィンドウのタイトルが変更されても、テキストラベルは更新されません。

デフォルトで「置換の有効」チェックボックスが選択されており、変数表記と列挙コードをサポートしています。 列挙コードでは、%(u$)%(v$) が、大文字と小文字を列挙します。$(i) # が、インデックスを列挙します。%(p$) は、文字#を示します。

ラベル位置 ラベル位置を設定します。ラベルは、外側の左上内側の左上外側の右上内側の右上上部中央内側上部中央外側、または底部中央外側に表示できます。