wextract

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル

メニュー情報

ワークシートデータの抽出...

概要

LabTalkの条件式を使ってアクティブワークシートの該当データをマスクあるいは抽出します。

コマンドラインでの使用法

  1. wextract iy:=[Book1]Sheet1!col(A) settings.stAlias.Cols:=1 settings.stAlias.AliasNames:=A settings.stCondition.Condition:="A<6" settings.Cols:=1;
  2. wextract iy:=[USMetropolita]"US Metropolitan Area Population"!(1:end) settings.stAlias.Cols:="2|3" settings.stAlias.AliasNames:="S|D" settings.stCondition.Condition:="D>500&&S>1000" settings.stMethod.Method:=1 settings.Cols:="0|2|3";
  3. wextract iy:=[Book1]Sheet1!col(A) settings.stAlias.Cols:=1 settings.stAlias.AliasNames:=A settings.stCondition.BeforeLoop:="j=1;" settings.stCondition.BeforeIfCondition:="if (i==col(B)[j]) {temp=col(A)[i];j=j+1;}" settings.stCondition.Condition:="A==temp" settings.Cols:=0;

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力 iy

入力

Range

<active>

入力範囲を指定します。
設定 settings

入力

TreeNode

<unassigned>

抽出設定を指定します。詳細は、 こちらのページをご覧下さい
出力 oy

出力

Range

<optional>

出力範囲を指定します。

説明

この機能はつまりワークシートデータの抽出機能のスクリプトバージョンです。ユーザー指定条件式に基づき、指定したワークシートのデータを置くようにします。見つかったデータ値が抽出されます。これらの値は、他のワークシートにコピーしたり指定した色で見分けることができます。

設定変数は操作のオプションでカスタマイズすることができます。

サンプル

サンプル1: 6よりも少ない列Aに対応するセルを列Bから抽出するには。

新しいワークブックを作成し、最初の列を行番号に、2番目の列を 2, 4, 6...(行番号の2倍) の数字で埋めます。.

Image:XFunction_Wextract1.png

コマンドウィンドウに次のスクリプトを入力します。

wextract iy:=[Book1]Sheet1!col(A) settings.stAlias.Cols:=1
settings.stAlias.AliasNames:=A
settings.stCondition.Condition:="A<6"
settings.Cols:=1;

列Bに抽出したデータは新しいワークブックに表示されます。

Image:XFunction_Wextract2.png

サンプル 2

メニューから「ファイル:インポート:単一ASCII」を選択します。ファイルをインポートします。 \Samples\Data Manipulation\Us Metropolitan Area Population.dat.インポート先のワークシートには場所は以下の4列が含まれています。: Population, Sq.Mi., Density, Metropolitan Area.Densityが100よりも大きいカリフォルニアの Metropolitan Areas を選択し、新しいシートにPopulation, Density, Metropolitan Area を出力します。以下のスクリプトをコマンドウィンドウに入力します。

str1$="D>100 AND M[i]$=="*, CA*"";
 
wextract iy:=[USMetropolita]"US Metropolitan Area Population"!(1:end)
settings.stAlias.Cols:="3|4"
settings.stAlias.AliasNames:="D|M"
settings.stCondition.Condition:=str1$
settings.stMethod.Method:=1
settings.Cols:="0|2|3";

抽出結果はUSMetropolita ワークブックの新しいワークシートに表示されます。

Image:XFunction_Wextract3.png

サンプル 3: 列Aの行インデックスが列Bを含む列Aからデータを抽出するには。

新しいワークブックを作成します。列Aを選択します。右クリックして、ショートカットメニューから「列値の一律設定:正規乱数」を選択します。列B には 2, 3, 5と入力します。

Image:XFunction_Wextract4.png

ワークブックがアクティブになっていることを確認します。コマンドウィンドウに次のスクリプトを入力します。

wextract iy:=col(A)
settings.stAlias.Cols:=1
settings.stAlias.AliasNames:=A
settings.stCondition.BeforeLoop:="j=1;"
settings.stCondition.BeforeIfCondition:="if (i==col(B)[j]) {temp=col(A)[i];j=j+1;}"
settings.stCondition.Condition:="A==temp"
settings.Cols:=0;

列Aの2行目、3行目、5行目が新しいワークブックに抽出されます。

Image:XFunction_Wextract5.png