FAQ-699 LabTalkスクリプトで使用しない方がいい変数名は?

最終更新日:2015/02/16


以下は、LabTalkスクリプトを記述するときに使用を避けるべき変数名のリストです。これは、GUIまでおよび、の値の設定やプログラム制御ダイアログ等でも、これらの変数を定義して使用できます。

目次

数値のシステム変数

  • X1, X2, X3, Y1, Y2, Y3, Z1, Z2, Z3 - グラフの軸範囲の変数として予約
  • MKS1, MKS2 - データマーカに使用
  • ECHO - スクリプトやエラーメッセージをスクリプトウィンドウに表示するために使用
  • X, Y, Z - Originのツール (スクリーンリーダ, データリーダ, データセレクタ) によって使用されデータ点の座標を保持
  • I, J - ワークシート、行列について、ダイアログ内で行または列のインデックスを保持するために使用
    • 列/行列値の設定
    • 列フィルタ
    • ワークシートクエリ
    • 関数グラフ
  • E, T - 内部使用に予約
  • Count - 例えば、layer -c や doc -cl コマンドのカウントを保持するために使用
  • SELC1, SELC2, SELR1, SELR2 - ワークシート選択範囲に使用
  • V1 - V9 - 内部使用に予約


詳細は、システム変数をご覧ください。

文字列のシステム変数

一定のイベントが起こると自動的に割り当てられるシステム変数があります。これは、最後に使用されたワークシートや、最後のLabTalkスクリプトコマンドなどの与えられたオブジェクトタイプの値の履歴を残すためです。これらの変数は、__LASTWKS__LastLTcmdなどのように、2重のアンダーバー"__"が付きます。

LabTalk 文字列レジスタ

文字列レジスタ名は、「%」と1文字のアルファベット(A-Z)を組み合わせたものです。以下の文字列レジスタはシステム変数として予約されています。

  •  %C - %I
  •  %X - %Z


詳細は、文字列レジスタをご覧ください。

"@"システム変数

システム変数は、Originの設定を制御します。たとえば、@A は角度の単位(ラジアン、度、グラジアン)を制御します。この変数に関する完全なリストが用意されています。"@" から始まる変数名は定義しないことをお勧めします。


詳細は、システム変数をご覧ください。

LabTalkの変数と関数ダイアログボックス

変数名が競合している可能性を調べるには、LabTalkの変数と関数ダイアログボックスを使用するのがいいでしょう。

  1. メインメニューからウィンドウ:スクリプトウィンドウを選択します。
  2. スクリプトウィンドウのメニューから、ツール:変数を選択します。

開いたウィンドウで、カテゴリごとに変数と関数のリストが確認できます。変数が使用されているか確認するには、リストがあるかどうかを確認します。

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キーワード:プログラミング, 変数, システム変数, 文字列レジスタ, 値の設定