Originリッチテキスト


2022bより、OriginはノートウィンドウにおけるOriginリッチテキストシンタックスの使用をサポートします。

リッチテキストの場合、ノートウィンドウには生のテキストモードとレンダリングモードの2つのモードがあります。これらを切り替えるには、メモ:レンダリングモードを使用するか、ショートカットキーCTRL + Mを使用します。

ノートウィンドウにテキストを追加するには、生テキストモードにする必要があります。追加したテキストのスタイルを設定するには、書式ツールバーを使用するか、事前定義された段落スタイルを適用します。

Origin Rich Text Format.png

標準ツールバーのズームコンボボックスButton Size Percent.pngを使用して、レンダリングされたノートページを拡大または縮小することができます。

テキストのフォーマット

Originのリッチテキストシンタックスに切り替えると、書式ツールバーボタン(ギリシャ文字、上付き文字/下付き文字など)を使用できます。ノートウィンドウでボタンを使用してテキストをフォーマットできます。

Button Format.png

ボタンを使用する以外に、次の構文を入力してテキストをフォーマットすることもできます。

構文 説明 入力の方法... 表示結果...
\+(text) textを上付きとして設定 super\+(script) Available Text Formatting Commands 2.png
\-(text) textを下付きとして設定 sub\-(script) Available Text Formatting Commands 3.png
\=(text1,text2) text1を下付きとして設定、text2を上付きとして設定 script\=(sub,super) Available Text Formatting Commands 4.png
\p%pointsize(text) textの大きさを%倍に変更。200は2倍、100は大きさの変更なし等 change\p200(point)size Available Text Formatting Commands 5.png
\i(text) textを斜体に設定 \i(italics) Available Text Formatting Commands 6.png
\b(text) textを太字に設定 \b(bold) Available Text Formatting Commands 7.png
\u(text) textに下線を設定 \u(underline) Available Text Formatting Commands 15.png
\g(text) textをギリシャ文字に設定 \g(Greek) Available Text Formatting Commands 8.png
\ab(text) textの上にバーを表示 \ab(X) Available Text Formatting Commands 9.png
\ad(text) textの上に一点鎖線を表示 \ad(A) Available Text Formatting Commands 10.png
\at(text) textの上にティルデを表示 \at(A) Available Text Formatting Commands 11.png
\(ASCII character code) 指定したASCII記号を表示 \(169) Available Text Formatting Commands 12.png
\y(')
\y(")
プライムあるいはダブルプライムを表示。プライムとダブルプライムの組み合わせを表示するためには、 \+(\y(')) or \+(\y(")) のように上付き文字の表現を使用します。 \g(c)\=(3,\y(')) Available Text Formatting Commands 12b.png
\f:fontname(text) textfontnameのフォントを使用して表示(フォント名は同定可能な範囲で略記可) \f:Wide Latin(font) Available Text Formatting Commands 13.png
\cnumber(text) 色ドロップダウンリストにある位置番号の色でテキストが表示されます。 \c2(red) Available Text Formatting Commands 14.png
\x(unicode number) Unicode文字を表示します。
\x(03b8) Available Text Formatting Commands 18.png
\sc 連続するスペースが複数ある場合でも、1つの条件付き水平スペースを文字列に挿入します。
I\sc Love \sc You I Love You

リンクを追加

Originリッチテキストシンタックスでノートウィンドウを編集する場合、ノートウィンドウのメモメインメニューまたはコンテキストメニューでグラフ、ワークシートのセル、変数リンクを追加できるだけでなく、ファイル/ Webからシンボルマップ、LaTeX方程式、リンク、画像をノートに挿入することもできます。

Insert links from Notes menu.png
Insert links from context menu.png

 

グラフ挿入

  • グラフリンクを追加するには、メモメインメニューまたはウィンドウのコンテキストメニューでグラフ/画像を追加オプションを選択します。

グラフ/画像ブラウザダイアログが表示されたら、挿入するグラフを選択します。デフォルトでは、グラフの幅は300です。そして、システム変数@IMGAを使用して、デフォルトのグラフの幅の値を変更できます。

または、

  • シンタックスを入力します : \img(graph name, w=width value)
サンプル:
\img(Graph1, w=500)

ワークシートセル

  • メモメインメニューまたはウィンドウのコンテキストメニューでワークシートセルを追加オプションを選択して、セルリンクを追加します。ワークシートから選択するダイアログがポップアップしたら、ワークシートのセルをクリックして、完了ボタンをクリックします。
Insert cell to Notes.png

または、

  • シンタックスを入力します : %([workbookname]sheetname, column, row [,format])
サンプル:
%([Book1]Sheet1!,A,2,W)

情報変数

  • メモメインメニューまたはウィンドウのコンテキストメニューで情報変数の追加オプションを選択して、変数リンクを追加します。変数の挿入ダイアログがポップアップしたら、ワークブックまたは行列ブックのデータまたはメタデータを選択して、ノートに追加します。

新規テーブル

基本のテーブルを構成するための新規テーブルダイアログを開きます。

Notes window new table.png
  1. 列数行数などを指定してOKをクリックします。ブック(例:NoteTable1)が作成され、テーブルのデータがノートに入力されます。(構文の例:\img([NoteTable1]Sheet1))
  2. 作成されたテーブルにデータを入力します。なお、これは標準のOriginワークシートであり、標準のワークシートがカスタマイズ可能であるように、あらゆる方法でカスタマイズできます。
Notes window new table 2.png

シンボルマップ

タブでソートされた文字で簡易版シンボルマップを開きます。詳細をクリックすると完全なシンボルマップを開けます。

LaTeX数式

無料配布のLaTeX Equation Editorアプリを開きます。未インストールの場合は、インストールするか尋ねられます。Equation ボタンUG latex equation button.pngをクリックしてOriginのフィット関数のリスト(ユーザ定義関数を含む)を開きます。関数を選択または、上部のボックスに関数名を入力してPreviewをクリックして数式を確認します。

リンク

表示するテキストリンクを入力するダイアログボックスが開きます。入力できるリンクにはいくつか種類があります。例として、

  • Webページへのリンク (例: https://www.originlab.com)
  • ヘルプファイルへのリンク (例: help://1293/TUTORIAL.CHM)
  • ワークシートセルへのリンク (例: range://[book1]sheet1!col(1)[100])


ほかにも、リンクのテキストボックスに簡単なLabTalkコマンドを入力・実行することもできます(例:labtalk://"ty -b[Hello World!]」)

Hello world link.png


ノートウィンドウの生テキストモードで確認できる構文例

\link(labtalk://"ty -b [Hello World!]", Hello World!)

レンダリングモードでノートウィンドウのテキストをクリックすると、”Hello World”というアテンションボックスが表示されます。

Link labtalk hello world.png

ファイルからの画像

ダイアログを開いて画像ファイルを選択します。

  • 挿入された画像は外部ファイルにリンクされ、プロジェクトと一緒に保存されないことに注意してください。これはプロジェクトファイルのサイズを制御するのに役立ちますが、プロジェクトを他の人と共有するには、外部画像も共有する必要があることに注意してください。
  • 画像の幅は、”w”パラメータ(w = 1000など)を使用して変更されます。ここでの単位は論理ピクセルです)


ノートウィンドウの生テキストモードで確認できる構文例

\img(file://"%@JSamples\Image Processing and Analysis\car.bmp", w=1000)

上の例にある%@J 文字列レジスタはOriginのEXEフォルダのパスを返します。

Webからの画像..

ダイアログを開いて、Web画像の画像リンクを指定します(ヒント:ブラウザで画像を右クリックし、画像アドレスをコピー画像リンクをコピーなどを選択)。

Enter image url dlg.png
  • 画像の幅は、”w”パラメータ(w = 1000など)を使用して変更されます。ここでの単位は論理ピクセルです)


ノートウィンドウの生テキストモードで確認できる構文例

\img(https://www.originlab.com/images/header_logo.png, w=200)

段落の書式

段落にスタイルを適用

Originでは、組み込みのテキストスタイルを使用して段落に適用できます。
カーソルが段落内にあるときに右クリックしてメニューを開くと、リストから段落の書式を選択できます。

Paragraph Style List.png

テキストスタイルの変更

テキストスタイルの変更ツールを使用して、新しいスタイルを定義することもできます。
ツール:テキストスタイルマネージャを選択してダイアログを開き、組み込みのスタイルを変更したり、新しいスタイルを追加したりできます。
このツールで新しいスタイルを作成すると、新しいスタイルが段落スタイルコンテキストメニューの下に一覧表示されます。

Modify Text Style.png
変更するスタイル リストからスタイルを選択して変更します。

<新規>...を選択すると、 新規スタイル名ダイアログがポップアップします。また、新しいスタイルの名前を定義できます。

フォントの書体 このドロップダウンリストから段落のフォント形式を選択します。
サイズ倍率(%) テキストサイズ(ポイント単位)を入力または選択します。
このドロップダウンリストから、テキストの色を選択します。カスタムカラーの定義をクリックすると、色の設定ダイアログが開き、RGBを指定するとカスタムカラーを作成できます。
配置 このチェックボックスをオンにすると、段落の配置として中央を選択できます。
フォントスタイル
  • 太字:テキストを太字に変更するときにこのチェックボックスにチェックを入れます。
  • 斜体:テキストを斜体に変更するときにこのチェックボックスにチェックを入れます。
  • 下線:テキストに下線を設定するときにこのチェックボックスにチェックを入れます。
間隔
  • 追加の行間隔(%): テキスト行に必要な間隔を入力または選択します。
  • 段落の前 (pts): このコンボボックスで、段落の前の間隔(ポイント単位、1ポイント=1/72インチ)を入力または選択します。
  • 段落の後 (pts):このコンボボックスで、段落の後の間隔(ポイント単位、1ポイント=1/72インチ)を入力または選択します。
インデント(フォントサイズの%)
  • : 段落の左インデントのフォントサイズのパーセンテージを入力または選択します。
  • : 段落の右インデントのフォントサイズのパーセンテージを入力または選択します。
リスト このテキストスタイルを箇条書きまたは番号付きリストで設定します。

エスケープ表記でテキストスタイルを変更

\p{{syntax1:value; syntax2:value; syntax3:value}}({paragraph content})
構文 説明 サンプル
color または c カラーインデックスで段落テキストの色を指定します。

組み込みカラーリストのカラーインデックスを参照してください。色を指定しない場合、テキストはデフォルトで黒になります。

color:6
p テキストサイズのパーセンテージをポイント単位で指定します。 p:175
f フォント名で段落テキストのフォントタイプを指定します f:Times New Roman
lineSpacing テキスト行の間隔のパーセンテージを指定します。 lineSpacing:100
beforeSpacing 段落の前の間隔のパーセンテージを指定します beforeSpacing:150
afterSpacing 段落の後の間隔のパーセンテージを指定します afterSpacing:200
leftindent 段落の右インデントのフォントサイズのパーセンテージを指定します。 leftindent:100
rightindent 段落の右インデントのフォントサイズのパーセンテージを指定します。 rightindent:400
align 段落の配置を中央に設定します。 align:right
italic 段落テキストを斜体に設定します italic

段落をリストとして設定

組み込みの段落スタイルを使用して段落のリスト(箇条書きリスト/番号付きリスト)を設定するほかに、表記法を使用して段落リストとその他カスタムのリストプロパティを設定できます。

プロパティ 説明 箇条書きまたは番号付きリストを使用
list リストのタイプとレベルを示すリスト名を指定します。 --
  • bullet / bullet1 /bullet2
  • number/ number1 / number2
listbullet 箇条書きのスタイルを指定します。 箇条書き bulletのスタイルを指定しない場合、箇条書きはデフォルトで黒い点になります。
  • white bullet
  • diamond
  • triangle
listnumber 番号付きのスタイルを指定します。 番号付き
  • %d: 番号付きリストの形式として数値 1, 2, 3 などを使用します
  • %c: 番号付きリストの形式として文字 a, b, c などを使用します
liststart 番号付きリストの開始番号インデックスを指定します 番号付き numeric

シンプルな段落のリスト

段落リストにこれらの表記法を使用し、テキストの色、箇条書きのスタイル、およびリストの数値テキスト形式を編集します。

\p{{list:list name}}({paragraph content})
  • 箇条書きリストのサンプル:
\p{{list:bullet;color:4}}({bullet})
\p{{list:bullet;color:5;listbullet:white bullet}}({white bullet})
\p{{list:bullet;color:6;listbullet:diamond}}({diamond style bullet})
\p{{list:bullet;color:8;listbullet:triangle}}({triangle style bullet})
Paragraph List Sample 01.png
  • 番号付きリストのサンプル:
\p{{list:number;color:1}}({Text 1})
\p{{list:number;color:2}}({Text 2})
\p{{list:number;color:3}}({Text 3})
Paragraph List Sample 02.png

  • listnumberプロパティを使用すると、リストの数値テキスト形式を編集できます
\p{{list:number;listnumber:(%d)}}({Text 1})
\p{{list:number;listnumber:(%d)}}({Text 2})
\p{{list:number;listnumber:(%d)}}({Text 3})
Paragraph List Sample 03.png
\p{{list:number;listnumber:(%c)}}({Text 1})
\p{{list:number;listnumber:(%c)}}({Text 2})
\p{{list:number;listnumber:(%c)}}({Text 3})
Paragraph List Sample 04.png

Note:2つの段落リストの間に非リスト項目(空白行、段落、グラフ、画像)を挿入すると、番号インデックスが崩壊します。

\p{{list:number}}({aa})
\p{{list:number}}({bb})
\p{{color:2}}({Not a list item})
\p{{list:number}}({cc})
\p{{list:number}}({dd})
Paragraph List Sample 05.png


数値インデックスを壊さないようにする には、後半のリストに liststartプロパティを使用します。

\p{{list:number}}({aa})
\p{{list:number}}({bb})
\p{{color:2}}({Not a list item})
\p{{list:number; liststart:3}}({cc})
\p{{list:number}}({dd})
Paragraph List Sample 06.png

複数のレベルのリスト

listプロパティには、bullet, bullet1, bullet2, number, number1, number2を含む6つの値があります。

  • それらは、箇条書きと番号付きのそれぞれについて、合計6つの深さ3までネストできます。それぞれがネストを示すリストの名前です。名前だけでは深さを示すものではありませんが、シーケンス内の位置が重要です。
\p{{list:number1}}({Level 1})
\p{{list:number2}}({Level 2})
\p{{list:number }}({Level 3})
Paragraph List Sample 07.png
\p{{list:bullet2}}({Level 1})
\p{{list:bullet }}({Level 2})
\p{{list:bullet1}}({Level 3})
Paragraph List Sample 08.png
  • リストには6つのレベルを設定できます
\p{{list:number}}({Level 1- Text 1})
\p{{list:number}}({Level 1- Text 2})
\p{{list:bullet;color:2}}({Level 2- AA})
\p{{list:bullet;color:2}}({Level 2- BB})
\p{{list:number2;color:3}}({Level 3- Text 1})
\p{{list:number1;color:4; listnumber:(%d)}}({Level 4- Text 1})
\p{{list:bullet1;color:6; listbullet:white bullet}}({Level 5- aa})
\p{{list:bullet1;color:6; listbullet:white bullet}}({Level 5- bb})
\p{{list:number1;color:4; listnumber:(%d)}}({Level 4- Text 2})
\p{{list:bullet1;color:6; listbullet:white bullet}}({Level 5- A1})
\p{{list:bullet1;color:6; listbullet:white bullet}}({Level 5- A2})
\p{{list:bullet2;color:12; listbullet:triangle}}({Level 6- a1})
\p{{list:number}}({Level 1- Text 3})
Paragraph List Sample 09.png

  • 複数レベルのリストでは、Originはレベル1とレベル2に挿入された一部の非リスト項目のみをサポートします。

レベル1のサンプルについては、上記のセクションのヒントを参照してください。ここでは、レベル2に非リスト項目を挿入する方法について説明します。liststartプロパティを使用して、再起動リストに必要なインデックスを定義する こともできます。

\p{{list:level 1 list name|level 2 list name; liststart:the number of level 1|the number of level 2}} ({paragraph content})
\p{{list:number}}({Level 1- Text 1})
\p{{list:number}}({Level 1- Text 2})
\p{{list:number1;color:4}}({Level 2- AA})
\p{{list:number1;color:4}}({Level 2- BB})
\p{{color:2}}({Not a list item})
\p{{list:number|number1;color:4;liststart:2|3}}({Level 2- CC})
\p{{list:number1;color:4}}({Level 2- DD})
\p{{list:number}}({Level 1- Text 3})
Paragraph List Sample 11.png

印刷またはPDFにエクスポート

ノートウィンドウのコンテンツを印刷できます。あるいは、Microsoft Print to PDFなどのサードパーティドライバを使用してPDFに印刷できます。

見栄えを良くするには、次の設定に注意する必要があります。

  • 用紙サイズ: これは、ファイル:ページの設定またはプリンタードライバーの詳細オプションで設定します。
  • 余白: ファイル:ページの設定で設定します。
  • ノート表示の余白:デフォルトでは、ノート表示の余白= 5(単位=ポイント)です。したがって、レンダリングモード(CTRL + M)では、ノートページの左側にわずかな余白があることに注意してください。この表示余白はシステム変数@NDMで制御できます。
  • ノートウィンドウのページ幅: ページ幅はプロパティ note.width (単位 = in/cmなど)で制御されています。デフォルト = 0で、制御なしの幅に対応します。最良の印刷結果を得るには、notes.widthを設定する必要があります。


用紙サイズ - 余白 - ノート表示の余白 = 印刷領域の幅 (紙またはPDF)

たとえば、左右に1インチの余白がある8.5インチ幅のページでは、表示余白は0ポイントで、幅6.5インチとして「印刷」する必要があります。したがって、最良の結果を得るには、印刷する前にpage.width = 6.5に設定してください。