カテゴリー値の凡例

はじめに

カテゴリー値の凡例は、次の条件を満たすグラフで追加できます。

例えば、 2つの変量: 性別(男性女性) および治療(Drug A, Drug B, 偽薬)の交互作用を見て、回復時間 (Y軸) と 患者の年齢 (X軸) を分析するとします。 性別と治療をインデックス変数として、それぞれシンボルの色とシンボルの形状でプロットします。このような場合のグラフとカテゴリー凡例は、下図のようになります。

Categorical plot plus legend.png.

カテゴリー値の凡例を作成

  • グラフが上述の要件を満たす場合、凡例の再構成Button New Legend.pngツールバーボタンをクリックしてカテゴリー値の凡例付きにグラフを更新できます。
  • カテゴリー値の凡例を編集するには、凡例上で右クリックし、凡例:カテゴリー値を選択します。これにより legendcat ダイアログが開きます。
  • 既存の凡例がカテゴリー値の凡例でない場合、右クリックして凡例:カテゴリー値を選択すると表示されます。
  • グラフ操作メニューやグラフ上で右クリックしても、凡例の再構築カテゴリー値メニューオプションを利用できます。
Legendcat DB.png

Note: legendcatダイアログボックスは、Xファンクションlegendcatを使用しています。

プロット属性

もし1つのプロットがカラーインデックスサイズ/形状/内部/インデックスによるパターン塗りつぶしを含む属性をもっている場合、このプロット属性のチェックボックスが表示され、これはこのプロット属性をカテゴリーエントリとして追加するか決定するために使用されます。

Note: Origin 2019では、シンボルを使ったグラフのサイズが数字列で定義されている場合、シンボルのサイズはlegendcatダイアログで確認することができません。つまり、カテゴリカルな凡例はシンボルサイズのエントリーに含まれません。

バージョン13までは、以下のようにプロット属性を確認できます。シンボル(Edge)カラー塗りつぶし色パターンカラー塗りつぶしパターンン内部サイズ線の色線のスタイル線の幅ベクトルの色(ベクトル図)、 ベクトル線のスタイル(ベクトル図)、そしてDistribution Fill(ボックスチャート).

全てのカテゴリーを表示

これは、(列のプロパティ)カテゴリータブで、ユーザ定義カテゴリーがインデックス列に追加されているときに役に立ちます。これがチェックされている場合は、マニュアルで追加されたカテゴリーが凡例に表示されます。または、インデックス列にあるカテゴリーのみ、凡例に表示されます。

Note: 各カテゴリーには、プロット属性がどのデータにマップされているかを示す凡例タイトルがあります。ただし、次の2つのケースでは、タイトルは不要なので、自動的に非表示になります。
  1. すべてのプロット属性マッピングに1つの列のみ使用
  2. 1つのプロット属性のみがカテゴリデータにマッピング

凡例内のカテゴリーをソート

カテゴリー値の凡例内の要素の順番は、カテゴリー項目がデータ列に現れた順番に従います。デフォルトでは、列がカテゴリーとして設定したときに、値はソートされません(カテゴリーラベル行にソートなしと表示されます)。値をアルファベット順(昇順または降順)にしたい場合

  1. カテゴリーラベルセルをダブルクリックするか、ワークシート列ヘッダをダブルクリックして列プロパティを開き、カテゴリータブをクリックします。
    Column label unsorted.png
  2. ソートを、昇順または降順にします。
    Column properties categories sort.png
  3. OKをクリックすると、カテゴリー凡例は新しい順序に合うように更新されます。

カテゴリー値の凡例のその他の編集

  • いくつかの凡例編集は、すべての凡例オブジェクトで共通です。詳細は、一般の凡例編集を確認してください。
デフォルトで、カテゴリーデータの凡例は、シンボルと凡例テキストを構築するために以下のシンタックスを使用しています。
\L(PlotIndex, mCategoryIndex, CategoryType) %(PlotIndex, mCategoryIndex, CategoryValue)
この表記の使用についての情報は、このLabTalkヘルプファイルページを参照してください。