クライアントアプリケーションとしてNational Instruments™ LabVIEW™を利用する

National Instruments™ LabVIEW™は、データ収集に幅広く使用されているソフトウェアです。例えば、多くの計測機器やセンサーのベンダーがデータ取得のため、LabVIEWドライバを提供しています。データ収集後、エンドユーザはグラフ作成や解析を行い、プレゼンテーション用のレポートを作成します。Originは、複数データによる繰り返し解析が可能な分析テンプレート機能を含む、強力なデータ解析機能とグラフ作成ツールを提供します。LabVIEWとOriginを連携して使用することで、取り込んだ集積データの解析と、グラフ作成の効率を大幅に向上させることができます。

表示されているこのオブジェクトで、Originから出力されるLabVIEWサブVIのコレクションを提供します。LabVIEWユーザは、LabVIEWアプリケーションで、このカスタムサブVIを用いるだけでOriginとのシームレスな連携が可能です。

LabVIEW as Client 01.png

OriginにLabVIEWを接続については、こちら のNational Instrumentノページをご覧ください。

Originから出力されたLabVIEWサブVIの詳細について:

サンプル

1.分析テンプレートでのフィット実行

下の図は次の場所にあるサンプルVIのブロックダイアグラムです。 <Origin Program Folder>\Samples\COM Server and Client\LabVIEW\Analysis Template.vi.

LabVIEW Example 01.png

このサンプルVIでは、Originのワークスペースでシミュレーションデータを作成して、分析テンプレートをロードし、カーブフィットを実行します。この処理を3回繰り返しますが、それぞれ、異なるシミュレーションデータセットで行います。

このサンプルで使う「分析テンプレート」には、以下のように、5つのシートがあります。2番目のシートDataには、2つのからの列があります。これらの列にデータがある場合、非線形フィットが自動で実行され、レポートシートとカスタムレポートに結果が生成されます。(サマリーシート

LabVIEW Example 02.png

サンプルVIを実行した後、Originのワークスペースにある3つのフォルダーを確認すると、それぞれのフォルダに、「分析テンプレート」から作成したワークブックがあることが分かります。計算結果は、ワークブックのサマリーシートに入ります。

LabVIEW Example 03.png

2.LabVIEW™ DAQ アプリケーションをOriginで補間

LabVIEWからOriginにデータを簡単に送ることができます。以下の簡単なDAQ VIでは、Origin-specific sub-VIが2つだけ必要になります。LabVIEWインプットソースからのデータ出力はOrigin sub-VIにあり、LabVIEWグラフオブジェクトにデータを記述するのと同様に簡単です。

LabVIEW Example 04.png

Originでは、直感的かつインタラクティブなグラフ操作と分析が可能なため、後処理したデータをOriginに簡単に送ることができます。以下に示すように、グラフを作成して、範囲をズームしたり、希望の分析を実行することができます。

LabVIEW Example 05.png