画像変換

画像変換には、通常、カラー画像をグレーまたはバイナリ画像に変換すること、RGBカラーチャネルを分割・統合すること、および画像パレットを使用してグレー画像に疑似色を適用することが含まれます。

カラーからグレースケールに

カラー画像の強度だけが重要な場合は、カラー画像をグレースケールに変換して、計算の複雑さを軽減すると便利です。さらに、モノクロプリンタやモノクロディスプレイなどの一部の入力/出力デバイスは、グレースケール画像しか処理できません。この場合、色をグレースケールに変換する必要があります。

カラー画像をグレースケールに変換するには、

  • ミニツールバーのPopup Gray.pngをクリックします。
元の画像 グレースケールの画像
Convert binary original.png Convert grayscale 02.png

画像パレット

グレースケールの画像は、パレットによるカラーマップが可能です。疑似的な色は、元の画像に追加情報を追加しません。しかし、一部の詳細を人間の目に見やすくすることに役立ちます。衛星画像や磁気共鳴画像法などのセンサー画像を表示するために一般的に使用されます。

元の画像 パレットを適用した画像
Convert palette original.png Convert palette 02.png


カラーパレットをグレースケールの画像にマッピングするには、

  1. グレースケールのイメージウィンドウがアクティブな状態で、スタイルツールバーのパレットボタンButton Palette.pngをクリックし、ドロップダウンリストからパレットを選択します。

または

  1. イメージウィンドウをアクティブにして、以下を実行します。
    cvPalette -d;
    
    コマンドウィンドウウィンドウ:コマンドウィンドウまたはShiftキー+ALT+3)で実行し、cvPaletteダイアログを開きます。
  2. 画像に適用するカラーパレットを選択します。

ミニツールバーのパレット反転ボタンPopup Revise Palette.pngをクリックして、適用されたパレットを反転できます。

Convert palette 03.png

RGB結合とRGB分割

カラーイメージは、赤,緑,青のカラーチャンネルに分割することができます。次に、各チャネルを個別に処理し、それらを新しいカラー画像に再結合できます。この機能は、処理するオブジェクトが1つのチャネルにのみ配置されている、もしくは1つのチャネルから簡単に抽出される場合に特に役立ちます。

カラーイメージをR,G, Bチャンネルに分割する

  • イメージウィンドウがアクティブな状態で、イメージ:カラーイメージを分割を選択してCvSplitダイアログを開きます。
Cvsplit dlg.png

RGBチャンネルを統合してカラーイメージを再構成するには

  • イメージウィンドウがアクティブな状態で、イメージ:カラーイメージを統合を選択してCvMergeダイアログを開きます。
Cvmerge dlg.png
Note:画像は、ここで指定したチャネルの順序で分割/結合されます。順序が異なると、結果も異なります。


Convert rgbsplit rgbmerge.png