ハイパーリンクをテキストラベルに追加

Originはテキストラベルに対して、様々なハイパーリンクをサポートしています。リンクのシンタックスは次のようになります。

range://: プロジェクト内の範囲を指定します。
http:// または https://: 外部リンクを示します。
help://: Originのヘルプ文書へのリンクを示します。
note://: ノートウィンドウへのリンクを示します。

どの場合でも、リンクはオブジェクトプロパティのプログラミングタブ(テキストラベル上でAlt+ダブルクリック)にあるテキストボックスへ追加され、表示テキストはテキストタブ(ダブルクリック)にあるテキストボックスに追加されます。テキストラベルは下線付きになり、ハイパーリンクである事を示します。

テキストラベルは、クリックしたときに何らかのアクションを実行するボタンにすることもできます。手順のサンプル3およびサンプル4をご参照ください。

サンプル 1.範囲リンク

  1. 以下のグラフテキストラベルを入力します。
    100行1列へ移動します。
  2. テキストラベルの上で右クリックし、プロパティ... を選択して、オブジェクトのプログラミングタブに移動します。
  3. 次の文字列をテキストボックスに入力してOKをクリックします。
    range://[book1]sheet1!col(1)[100]
    
  4. テキストラベルをクリックしてBook1、Sheet1にある100行1列目のセルを表示します。

Note: 目的の範囲が存在しない場合、リンクは何も行いません。

サンプル 2.外部リンク

  1. 以下のグラフテキストラベルを入力します。
    originlab.com
  2. テキストラベルの上で右クリックし、プロパティ... を選択して、オブジェクトのプログラミングタブに移動します。
  3. スクリプトボックスに次を入力し、OKをクリックします。
    http://www.originlab.com/
  4. ラベルをクリックするとブラウザが開き、OriginLabのホームページが開きます。

サンプル 3.ヘルプファイルページのリンクボタン

  1. 以下のグラフテキストラベルを入力します。
    棒の間隔タブのヘルプファイルをクリックして開きます。
  2. テキストラベルの上で右クリックし、プロパティ... を選択して、オブジェクトのプログラミングタブに移動します。
  3. スクリプトボックスに次のように入力します。リンクは二重引用符で囲みます。
    run -LK "help://origin.chm/UserGuide/The_(Plot_Details)_Spacing_Tab.html"
    
  4. のあとでスクリプトを実行ボタンアップを選択しをOKクリックします。
  5. ボタンを押すと、OriginCHMが開き、「(作図の詳細)「棒の間隔」タブ」が開きます。

サンプル 4.ノートウィンドウのリンクボタン

  1. 新しいノートウィンドウ、Notes1を作成します。
  2. 以下のグラフテキストラベルを入力します。
    ノートウィンドウ(Notes1)に移動します。
  3. テキストラベルの上で右クリックし、プロパティ... を選択して、オブジェクトのプログラミングタブに移動します。
  4. スクリプトボックスに次のように入力します。リンクは二重引用符で囲みます。
    run -LK "notes://Notes1"
    
  5. のあとでスクリプトを実行ボタンアップを選択しOKをクリックします。
  6. ボタンをクリックして、Notes1ウィンドウに移動します。

Note: 指定したノートウィンドウが存在しない場合、リンクは何も行いません。

このページで詳細を確認できます。