フィット関数オーガナイザ


フィット関数オーガナイザには2つの主要な領域--上側の制御パネルと下側のプレビューパネル--があります。プレビューの表示/非表示ボタンButton Expand Preview Down.pngButton Expand Preview Up.pngをクリックして、下側のパネルを表示または非表示にすることができます。

The Fitting Function Organizer dialog box new.png
  • 上側パネルは、3つの部分に分かれています。左側には関数のカテゴリー、中央には関数の編集を行うメインパネル、右側にはボタンがあります。
  • 下側パネルには3つのタブがあり、数式 および 曲線サンプル タブは、関数式や曲線サンプルを表示します。 (組み込み関数のみに利用可能です。)ヒントタブはアクティブなコントロールに対して役立つヒントを提供します。

組み込みおよびユーザ定義のフィット関数についての詳細は、次のトピックを読んでください。

関数カテゴリーのオプション

上側パネルの左側には、カテゴリー毎に関数が表示されています。ブランチを広げると、関連する関数が表示され、個々の関数を選択して、修正、複製、削除することができます。ユーザ定義のカテゴリーおよび関数は組み込み関数の下側に表示されます。

関数の編集のオプション

関数名

関数名を指定します。

ファイル名 (.FDF)

関数定義ファイル(.FDF) のパスと名前です。

説明

関数の簡単な説明を入力します。

関数モデル

またはの関数モデルのどちらかを選択します。2つの関数モデルはそれぞれ別々のオプションを表示させます。

実現方式

関数の種類に対して、ユーザ定義または外部DLLのどちらかを選択します。

以下の項目をご覧下さい

「ユーザ定義フィット関数を作成する」
外部DLLを使用する
独立変数

カンマで区切って、独立変数の名前を入力します。関数モデルがにセットされている場合のみ利用できます。

従属変数

カンマで区切って、従属変数の名前を入力します。関数モデルがにセットされている場合のみ利用できます。

変数

カンマで区切って、独立変数の名前を入力します。関数モデルがにセットされている場合のみ利用できます。

公式の数

関数の数を入力または選択します。関数モデルがにセットされている場合のみ利用できます。

推定

関数の数から自動的に算出された関数名を表示します。関数モデルがにセットされている場合のみ利用できます。

パラメータの名前

カンマで区切って、パラメータの名前を入力します。

定義形式

関数の形式を選択します。

以下の項目をご覧下さい

ピーク関数を定義する
すべての数値を倍精度として扱う このチェックボックスは 定義形式OriginCが選択されているときに利用できます。すべての数値を倍精度として扱うが選択されていると、すべての数値は倍精度のデータ型で扱われます。例えば、この項目が選択されていると、「1/2」を入力すると「0.5」を返してきます。選択されていない場合、「1/2」を入力すると「0」を返してきます。
理論微分式 これは、OriginCY-Script関数形式のドロップダウンリストで選択されている場合にのみ利用できます。選択すると、すべてのパラメータに対して理論微分式を選択できます。理論微分式を指定すると、フィットのスピードが速くなります。"dy_VarName"を使って微分変数を表します。

以下の項目をご覧下さい。

パラメータの偏微分を指定
ピーク関数

この関数をピークアナライザで使用するかどうかを指定します。

以下の項目をご覧下さい

ピーク関数を定義する
関数

関数を定義します。

以下の項目をご覧下さい

「ユーザ定義フィット関数を作成する」
パラメータ設定

編集ボックスの右にあるパラメータ設定ボタンをクリックするか、編集ボックスで直接編集してパラメータ設定をします。(例えば、境界、初期値、固定/可変などの設定を指定します。詳細は、境界と制約をご覧ください。)

パラメータ設定ダイアログで、初期式(列統計値、ラベル行、など)でパラメータの初期化を行います。初期式列でチェックボックスを選択し、各パラメータセルの三角ボタンをクリックして、パラメータの初期式を選択します。

自動初期化を行う

このチェックボックスを使って、パラメータ初期化編集ボックスで指定するパラメータ初期化コードを有効または無効にします。このボックスにチェックを付けると、仮にパラメータ設定で初期値をすでに指定していたとしても、パラメータの初期値がパラメータ初期化コードに従って設定されます。

固定パラメータの初期化を許可する

このチェックボックスを選択して、パラメータが修正されてもパラメータ初期化コードを有効になるようにします。

LabTalk/Origin Cを使う

新しい関数を作成するとき、Use Origin Cラジオボタンがデフォルトで選択されています。これが選択されている場合、パラメータ初期化コードはOriginCで定義されています。このオプションでパラメータ初期化を最適化します。

Use LabTalkラジオボタンがオフになっている場合、パラメータ初期化コードはLabTalkスクリプトで中断されます。

パラメータ初期化

パラメータ初期化コードをここで編集します。

以下の項目をご覧下さい

パラメータ初期化
制約をかける

このチェックボックスを使って、「制約」編集ボックスで指定する制約を有効または無効にすることができます。関数モデルがにセットされている場合のみ利用できます。

フィット前のスクリプト フィットセッションの前に実行するLabTalkスクリプトを記述します。このテキストボックスのスクリプトは、パラメータ初期化ダイアログのスクリプトの前に実行されます。
フィット後のスクリプト フィットセッションの後に実行するLabTalkスクリプトを記述します。例えば、特定のルールでフィット結果を表示または保存したい場合、このテキストボックスにタスクを実行するスクリプトを記述します。
定数 定数をここに定義します。これらの定数は、フィット関数で使用でき、パラメータ初期化コードで使うことができます。複数の定数があるとき、これらの変数をセミコロン (;) で分けます。例えば、
c1 = 20;
c2 = -3.5;

Note: パラメータ名、派生パラメータ名、システム変数名は、定数の名前として使用できません。

制約

フィットパラメータに対する一般線形制約を指定します。関数モデルがにセットされている場合のみ利用できます。

以下の項目をご覧下さい

境界と制約条件
派生パラメータ

派生パラメータを定義します。これらの追加のパラメータは、フィット結果のパラメータ値を使って、フィットセッションの最後に計算されます。
以下の項目をご覧下さい。

派生パラメータを定義する
派生パラメータ設定

関数式で使用する派生パラメータの単位を設定します。例: Unit=aa, bb, cc.

ボタンコントロール

保存

定義した関数を保存します。

カテゴリ作成

新しい関数カテゴリーを追加する

関数作成

新しいフィット関数を作成します。

ビルダー このボタンをクリックして、フィット関数ビルダからユーザ定義のフィット関数を作成または編集します。
複製

選択した関数を複製し、元の関数名に「CopyOf」という文字を付けて名前を変更します。

「追加」ボタン

関数フォルダにFDFをコピーして新しい関数を追加します。

削除

関数を削除します。

キャンセル

フィット関数への変更を破棄し、「フィット関数オーガナイザ」を閉じます。

OK

関数または関数への変更を保存し、「フィット関数オーガナイザ」を閉じます。

シミュレート

曲線をシミュレートします。フィット曲線がどのように表示されるか不確かな場合に、この機能を使ってサンプル曲線をシミュレーションすることができます。曲面関数が選択されていると、このボタンは「曲面シミュレート」ダイアログボックスを開きます。

simcurveXファンクションの文書を参照してください。

リセット

組込のフィット関数のデフォルト設定に戻します。

検索

関数の検索と挿入ダイアログを開き、既存のフィット関数を検索できます。