インポート

この章で以下の項目を説明します

Originは、ASCII, CSV, Excel, National Instruments DIAdem, pCLAMPの他、多くのさまざまなファイル形式のデータをインポートするXファンクションがあります。 各ファイル形式のXファンクションは、インポートするファイルの名前をブックまたはシートにするといった共通の設定に加え、その形式に合ったオプションを提供します。

インポートに関するすべてのXファンクションは、impで始まる名前を持ちます。下表はこれらのXファンクションのリストです。 すべてのXファンクションにはヘルプ情報があり、これはXファンクション名に-hオプションを付けて、スクリプトウィンドウまたはコマンド行に表示することができます。 例えば、スクリプトウィンドウにimpgraph -h と入力すると、コマンドのすぐ下にヘルプを表示します。

名前 説明
impASC ASCIIファイルをインポートします。
impBin2d バイナリ2D配列ファイルをインポートします。
impCSV csvファイルをインポートします。
impDT データトランスレーション Version 1.0ファイルをインポートします。
impEP EarthProbeファイル (EPA)をインポートします。EPAファイルだけがEarthProbeデータに対してサポートされます。
impExcel Microsoft Excel 97-2007ファイルをインポートします。
impFamos Famos Version 2ファイルをインポートします。
impFile 事前に定義したフィルタを使ってファイルをインポートします。
impHEKA HEKA (dat)ファイルをインポートします。
impIgorPro WaveMetrics IgorPro (pxp, ibw)ファイルをインポートします。
impImage 画像ファイルをインポートします。
impinfo ファイルインポートに関する情報を読み取ります。
impJCAMP JCAMP-DX Version 6ファイルをインポートします。
impJNB SigmaPlotファイル (JNB)をインポートします。SigmaPlot 8.0以下のバージョンをサポートしています。
impKG カレイダグラフのファイルをインポートします。
impMatlab Matlabファイルをインポートします。
impMDF ETAS INCA MDF (DAT, MDF)ファイルをインポートします。INCA 5.4 (ファイルversion 3.0)をサポートしています。
impMNTB Minitabファイル(MTW)またはプロジェクト(MPJ)をインポートします。Minitab 13以前のバージョンをサポートします。
impNetCDF netCDFファイルをインポートします。バージョン3.1以下のファイルをサポートします。
impNIDIAdem National Instruments DIAdem 10.0データファイルをインポートします。
impNITDM National Instruments のTDMおよびTDMSファイル(TDMSは日時フォーマットをサポートしていない)をインポートします。
impODQ *.ODQファイルをインポートします。
imppClamp pCLAMPファイルをインポートします。pClamp 9 (ABF 1.8ファイル形式)およびpClamp 10 (ABF 2.0ファイル形式)をサポートしています。
impSIE nCode Somat SIE 0.92 ファイルをインポートします。
impSPC Thermoファイルをインポートします。
impSPE Princeton Instruments (SPE)ファイルをインポートします。Minitab 2.5以前のバージョンをサポートします。
impWav wave形式のオーディオファイルをインポートします。
reimport 現在のファイルを再インポートします。

Xファンクションの形式で自分自身のインポートルーチンを記述することもできます。ユーザが作成したXファンクションの名前がimpで始まっていると、それはシステムフォルダ、User Filesフォルダ、グループフォルダの\X-Functions\Import and Export サブフォルダに配置され、このような関数は、ファイル:インポートメニューに表示されます。

次のセクションはデータ、グラフ、イメージをインポートする関数のスクリプトでの利用例を提供します。