wtsmooth(Pro)

内容

メニュー情報

解析:信号処理:ウェーブレット:スムージング

概要

詳細な係数を切り離すことで信号をスムーズにします

追加の情報

これはOrigin Proのみの機能です。

コマンドラインでの使用法

 

1. wtsmooth iy:=Col(2);

2. wtsmooth iy:=Col(2) type:=db2;

3. wtsmooth iy:=Col(2) ext:=pad0;

4. wtsmooth iy:=Col(2) cutoff:=95;

5. wtsmooth iy:= Col(2) oy:=(Col(3),Col(4)) cutoff:=85;

 

変数

表示名 変数名 I/O

データ型
デフォルト値 説明
入力 iy

入力

XYRange

<active>

入力信号を指定します。

ウェーブレットの種類 type

入力

int

haar

ウェーブレット分解で使用するウェーブレットの種類を指定します。オプションリスト

  • haar:Haar
    Haarウェーブレット
  • db 2:DB2
    Daubechiesウェーブレット (N=4)
  • db 3:DB3
    Daubechiesウェーブレット (N=6)
  • db 4:DB4
    Daubechiesウェーブレット (N=8)
  • db 5:DB5
    Daubechiesウェーブレット (N=10)
  • db 6:DB6
    Daubechiesウェーブレット (N=12)
  • db 7:DB7
    Daubechiesウェーブレット (N=14)
  • db 8:DB8
    Daubechiesウェーブレット (N=16)
  • db 9:DB9
    Daubechiesウェーブレット (N=18)
  • db 10:DB10
    Daubechiesウェーブレット (N=20)
  • b11:Bior1.1
    双直交ウェーブレット (Nr=1, Nd=1)
  • b13:Bior1.3
    双直交ウェーブレット (Nr=1, Nd=3)
  • b15:Bior1.5
    双直交ウェーブレット (Nr=1, Nd=5)
  • b22:Bior2.2
    双直交ウェーブレット (Nr=2, Nd=2)
  • b24:Bior2.4
    双直交ウェーブレット (Nr=2, Nd=4)
  • b26:Bior2.6
    双直交ウェーブレット (Nr=2, Nd=6)
  • b28:Bior2.8
    双直交ウェーブレット (Nr=2, Nd=8)
  • b31:Bior3.1
    双直交ウェーブレット (Nr=3, Nd=1)
  • b33:Bior3.3
    双直交ウェーブレット (Nr=3, Nd=3)
  • b35:Bior3.5
    双直交ウェーブレット (Nr=3, Nd=5)
  • b37:Bior3.7
    双直交ウェーブレット (Nr=3, Nd=7)
拡張モード ext

入力

int

周期的

ウェーブレット分解で使用する拡張モードを指定します

オプションリスト

  • periodic:周期的
    入力信号を周期的と見なします。
  • pad0:Zero -padded
    入力範囲の外側のデータポイントを0と見なします。
出力 oy

出力

XYRange

<new>

出力範囲を指定します。シンタックスはこちらを確認してください。

カットオフ値 (%) cutoff

入力

double

20

切り離す詳細係数のパーセンタイルを指定します

 

サンプル

1.アクティブなワークシートの1、2列目にあるXYデータに対して、詳細係数の90%を切り離すことで、デフォルトの設定でウェーブレットスムージングを実行するには、次のスクリプトコマンドを使います。

wtsmooth iy:=(Col(1),Col(2)) cutoff:=90

2.グラフのアクティブデータプロットにデフォルトのウェーブレットスムージングを実行するには、プロットをアクティブにし、次のスクリプトコマンドを使います。

wtsmooth %c

3.事前に保存したMyThemeというテーマを使ってウェーブレットスムージングを実行するには、コマンドウィンドウに次のように入力します。

wtsmooth -t mytheme

 

詳細な情報

詳細は、ユーザガイドをご覧下さい。

関連のXファンクション

dwt, idwt, smooth