投影図付きの球面の等高線図

概要

グローバルNetCDFデータ(グローバル温度データなど)をインポートすると、投影図付きの球面の等高線図を作成できます。

NetCDF on Sphere Surface Projections 01.png


必要なOriginのバージョン: 2021b SR0以降

ステップ

投影図付きの球面でNetCDFデータベースのプロットを作成する

  1. NetCDFデータ行列のこのプロジェクトファイルを開きます。
  2. 行列をアクティブにし、同じ行列シートに4つの新しい行列オブジェクトを追加します。
    NetCDF on Sphere Surface Projections 02.png
  3. イメージセレクタをダブルクリックして、これらの行列オブジェクトの名前を Lon, Lat, x, y に変更します。
    NetCDF on Sphere Surface Projections 03.png
  4. 各行列をアクティブにし、表示されたミニツールバーのプロパティボタンをクリックして、値の設定を選択します。 値の設定ダイアログで、以下の式を入力します。
    //Lonオブジェクト
    x*pi/180
    //Latオブジェクト
    y*pi/180
    //xオブジェクト
    3*Mat(2)/2 * sqrt(1.0/3 - (Mat(3)/pi)^2)
    //yオブジェクト
    Mat(3)
    

    NetCDF on Sphere Surface Projections 04.png

  5. MBook1の1つ目の行列を選択し、メニューから作図:等高線図:カラーマップ等高線を選択します。
    NetCDF on Sphere Surface Projections 05.png
  6. グラフをダブルクリックして作図の詳細ダイアログを開きます。等高線設定タブに移動し、X座標およびY座標ドロップダウンリストで[MBook1]air!4"x"][MBook1]air!5"y"]を選択します。
    NetCDF on Sphere Surface Projections 06.png
  7. 左パネルでレイヤ1を選択して、レイヤ表示方法・描画スピードタブに移動します。表示項目セクションにあるX軸Y軸チェックボックスのチェックを外します。OK をクリックして設定を保存します。
    NetCDF on Sphere Surface Projections 07.png
  8. 再スケールボタンをクリックします。
  9. 軸タイトルとカラースケールタイトルを削除します。すると、次のグラフのようになります。
    NetCDF on Sphere Surface Projections 08.png

レベル、等高線、カラーマップを編集する

  1. 等高線プロットをクリックして、表示されたミニツールバーで等高線の種類ボタンをクリックし、等高線なしのカラースケールを選択します。
    NetCDF on Sphere Surface Projections 09.png
  2. 表示されたミニツールバーのレベルの設定ボタンをクリックします。レベルの設定ダイアログにて、主レベル数16副レベル数16に設定します。OKボタンをクリックします。
    NetCDF on Sphere Surface Projections 10.png
  3. 等高線プロットをクリックし、表示されたミニツールバーでパレットボタンをクリックします。ドロップダウンから Surface パレットを選択します。
    NetCDF on Sphere Surface Projections 11.png
    すると、以下のグラフのような等高線プロットが得られます。
    NetCDF on Sphere Surface Projections 12.png


マップラインとグリッド線を追加します

ワークブックには、経度と緯度のデータ、およびグリッド線のデータがあります。まず、それらを球面に変換する必要があります。

  1. 列CおよびDとして2つの列を挿入し、数式の列ラベル行F(x)で、Col(C)に3 * A * pi / 180 / 2 * sqrt(1/3 - (B / 180)^2)と入力します。 そしてCol(D)にB * pi / 180と入力します。
  2. 列GおよびHとして2つの列を追加し、数式の列ラベル行F(x)で、Col(G)に3 * E * pi / 180 / 2 * sqrt(1/3 - (F / 180)^2)と入力します。そしてCol(H)にF * pi / 180と入力します。
  3. Col(C)とCol(G)をXとして設定します。
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  4. 列Dと列Hを選択し、等高線図にドラッグアンドドロップします。グラフをダブルクリックして作図の詳細ダイアログを開き、グリッド線スタイル破線に設定します。
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  5. 線の凡例を削除します。すると、以下のグラフのような等高線プロットが得られます。
    NetCDF on Sphere Surface Projections 01.png