等高線図にベクトルグラフを重ねる


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概要

このチュートルアルでは、等高線図にベクトルグラフを重ねる方法を紹介します。

Contour with Vector 01.png

学習する項目

このチュートリアルでは、以下の項目について解説します。

  • 等高線図を作成し、その色スケールを編集する
  • XYAM型のベクトルグラフを作成する
  • 2つのグラフを統合

ステップ

このチュートリアルは、チュートリアルデータプロジェクト(<Origin EXE フォルダ>\Samples\TutorialData.opj)と関連しています。
また、ラーニングセンターからこのグラフを呼び出すことができます。(ヘルプ: ラーニングセンター メニューを選択、または キーボードのF11 キーを押して、グラフサンプル:極座標グラフ:Polar Charts-Polar Contour from Matrixを選択します)

等高線図の作成

  1. TutorialData.opj を開き、プロジェクトエクスプローラContour Plot with Vector Overlay フォルダを開きます。
  2. W147行列をアクティブにして、メニューから作図:等高線図:カラーマップ等高線を選択して作図します。次のグラフが作成されます。
    Contour with Vector 02.png
  3. プロット上でクリックしてミニツールバーを開き、レベルの設定ボタンをクリックして、レベルの設定ダイアログを開きます。そして次のようにレベルを設定します。
    • Contour with Vector 03.png
    • OK ボタンをクリックします。プロットを再度クリックして、ミニツールバーでパレットボタンをクリックし、リストからTemperatureを選択します。
      Contour with Vector 03a.png
    • プロットを再度クリックして、ミニツールバーで等高線の種類ボタンンをクリックし、リストから等高線なしのカラースケールを選択します。
      Contour with Vector 03b.png
  4. 3番目のセクション2つのグラフを統合の準備をしましょう。まず、X 軸をクリックしてミニツールバーを開き、目盛ラベルを表示ボタンをクリックしてラベルを非表示にします。次に、ミニツールバーの目盛のスタイルボタンをクリックしてリストからなしを選択します。
    Contour with Vector 05.png
    XとY軸タイトルを削除します。
  5. 色スケールを編集するには、色スケールをダブルクリックし、色スケール制御ダイアログを開きます。次の設定を行います。
    • ラベルノードでは、次の設定を行います。
      • 表示の項目にある、自動のチェックを外し、カスタムフォーマット*1にします。
      • フォントサイズ22にします。
    • レイアウトページでは、
      • 背景ドロップダウンリストから枠線を選択します。
      • カラーバーの太さ100にします。
    • タイトル ページで、タイトルボックスにw(ms\+(-1)) を入力して、フォントサイズを26にします。
    • 軸と軸目盛タブを開き、右の軸と軸目盛を表示境界を表示のチェックを外します。
    • Contour with Vector 06.png

    • OKをクリックし、色スケールをクリック&ドラッグで希望の位置に移動します(例ではグラフの右側です)。
  6. ここまでの操作で等高線は以下のようになります。
    Contour with Vector 07.png

XYAM型のベクトルグラフを作成する

  1. WOR81147ワークシートを選択し、最後の3列を選択してメニューから作図:特殊グラフ:XYAM型ベクトルと選びます。
  2. ベクトルをダブルクリックし、作図の詳細ダイアログのベクトルタブを開きます。次の設定を使います:
    Contour with Vector 08.png
    OKをクリックします。
  3. 軸のスケールを更新するには、フォーマット:軸スケール:X軸と操作してダイアログを開き、編集を加えます。
    • スケールタブで、開始=1終了=10増分値=2にします。
      Contour with Vector 09.png
    • ダイアログのスケールタブを開いてから、左側パネルで垂直アイコンをクリックします。Y軸スケールを開始=5終了=95増分の値=10に設定します。
    • ダイアログで軸と軸目盛タブを開きます。Ctrlキーを押しながら左側パネルでを選択します。軸と軸目盛の表示のチェックをつけて主目盛副目盛スタイル内側にします。これで、上X軸と右Y軸が表示されます。
      Contour with Vector 13.png
    • OKをクリックします。
  4. この時点でレイヤフレームからベクトルがはみ出している事が分かります。レイヤ枠内に表示されているか確認します。フォーマット:レイヤ を選択し、レイヤ表示方法・描画スピード タブで枠でデータを切り取る にチェックを入れます。OKをクリックします。
    Contour with Vector 10.png
  5. ベクトルグラフの凡例で右クリックし、コンテキストメニューからプロパティを選択してダイアログを開きます。ダイアログを以下のように設定します。
    Contour with Vector 11.png
    Contour with Vector 11-b.png

2つのグラフを統合

上述の手順で等高線図とベクトルグラフを作成できました。これら、2つを統合します。

  1. 作成した等高線図とベクトルグラフ以外のグラフは最小化または非表示にしてください。この2つの内1つのグラフがアクティブな状態で、メインメニューからグラフ操作:グラフウィンドウの統合を選択します。
  2. merge_graphダイアログでは次のように詳細を設定します。
    • 配置の設定ノードを開いて行の数1にします。
    • 間隔(ページサイズの%)ノードを展開し、右端余白テキストボックスに「25」を入力して色スケールを等高線の余白に表示出来るようにします。OKをクリックします。
      Contour with Vector 12.png
  3. 全てのオブジェクトでフォントをVerdanaに設定するには、次のようにします。
    • 各オブジェクトを1つずつ設定する方法では、オブジェクトを選択して書式 ツールバーのフォントボタンでButton Font.pngで、 Verdanaを選びます。
    または、
  4. 最終的なグラフはこのようになります。
    Contour with Vector 01.png