ユーザ定義およびカスタムツールバーとツールバーボタン

Originには、ユーザ定義という組込みのボタングループがあります。 これらのボタンは個々に選択することができ、ツールバーからカスタムプログラムにアクセスするために、自分のスクリプトやコードをボタンと結びつけることができます。 さらに、Originは自分で作成したビットマップを使って、新しいボタングループを作成することもできます。

ツールバーの表示/非表示

Originのインターフェイスですべてのツールバーを非表示/表示

  • 表示:ツールバーを非表示メニュー
    または
  • ホットキー Ctrl+Alt+R を押す


ツールバーのカスタム化」ダイアログボックスを使って、ツールバーを表示したり、非表示にすることができます。

Originの指定するツールバーを表示/非表示する

  1. メニューから表示:ツールバーを選択します。
  2. ツールバー』タブを選択し、Originが実行するとき表示させるツールバーを選択し、 閉じるボタンをクリックします。

自分のプログラムを実行するために ユーザ定義ツールバーボタンにプログラムを結びつける

ユーザ定義」ボタングループにはプログラムがされていないボタンが10個あり、操作を実行するためのプログラムと結びつけ、実行するのに使用することができます。

User-Defined and Custom Toolbars and Toolbar Buttons-1.png

ユーザ定義」ボタングループにあるボタンをカスタムタスクと結びつけるには

  1. ツールバーのカスタム化」ダイアログボックス(「表示:ツールバー」)を開き、『ボタングループ』タブを選びます。
  2. グループ』リストから「ユーザ定義」を選びます。
    User-Defined and Custom Toolbars and Toolbar Buttons-2.png
  3. ボタン』グループのボタンを選択します。
  4. ボタン』グループの「設定」ボタンをクリックします。 「ボタンの設定」ダイアログボックスが開きます。
  5. 「ボタンの設定」ダイアログボックスを編集し、OKボタンをクリックします。カスタムボタンのプログラム化が完了します。

カスタムタスクを実行するボタングループを作成する

「ユーザ定義」ボタングループのプログラミングボタンに加えて、Originにカスタムボタンの新しいグループを追加できます。 これを行うには、3つの方法があります。

方法1: 新しいボタングループの作成

  1. ボタングループ』グループの「新規作成」ボタンをクリックします。 「ボタングループの作成」ダイアログボックスが開きます。
    User-Defined and Custom Toolbars and Toolbar Buttons-3.png
    以下の項目を指定します。
    • ボタンの『グループ名』 既存のボタングループ名を入力する場合、Originは、ボタングループに対して、名前を変更するか、統合するか、置き換えるか を尋ねます。
    • グループ内の『ボタンの個数』(最大50個のボタンを持つことができます。)
    • ボタンのビットマップファイル ビットマップは16色のビットマップにする必要があります。 さらに、ビットマップは、カスタムボタングループ内の各ボタンが16ピクセル×16ピクセルで構成される必要があります。 例えば、5つのボタンを持つボタングループを作成する場合、16 × 80ピクセルのビットマップを使用します。 Originは『ボタンの個数』で指定した分のビットマップを使用します。
  2. OKをクリックします。 入力したすべての情報が有効なら、Originは「名前を付けて保存」ダイアログボックスを開きます。 デフォルトでは、グループ名ファイル名テキストボックスに表示されます。
  3. 保存」ボタンをクリックし、指定した初期化ファイルに新しいボタングループの設定を保存します。

これらのステップが完了したら、『グループ』リストボックスに新しいボタングループが表示されます(「ツールバーのカスタム化」ダイアログの『ボタングループ』タブ) 。 グループ内のボタンに対する設定は、前項『自分のプログラムを実行するために ユーザ定義ツールバーボタンにプログラムを結びつける』で述べたようにカスタマイズすることができます。

方法2: 他の場所にあるカスタムボタングループをOriginプログラムフォルダにコピーする

カスタムボタングループ(「ユーザ定義」グループを含む)は、以下のファイルと関連付けがされています。

  • 関連する設定(INI)ファイル:初期化ファイルは、「ボタングループ」グループの「新規作成」ボタンをクリックして、「ボタングループの作成」および「保存」ダイアログを編集します。
  • ビットマップファイル:ビットマップファイルは、「ボタングループの作成」ダイアログボックスで指定します。この情報はボタングループの初期化ファイルに追加されます。
  • LabTalkスクリプトファイル(OGS)とサポートファイル:LabTalkスクリプトファイルを「ボタン設定」ダイアログボックスのグループ内の各ボタンに対して指定します。この情報はボタングループの初期化ファイルに追加されます。


他のOriginユーザ(ネットワーク上のユーザなど)が、あなたが使いたいカスタムボタングループを持っている場合

  1. そのユーザの設定ファイル(INIファイル)ビットマップファイル、LabTalkスクリプトファイルサポートファイルをあなたのOriginフォルダにコピーします。
  2. Origin(Pro)を起動します。
  3. メニューから「表示:ツールバー」を選び、『ボタングループ』タブを選びます。
  4. ボタングループ』グループの「追加」ボタンをクリックします。 「ボタングループの追加」ダイアログボックスが開きます。
  5. ボタングループの設定(.INI)ファイルを指定して、OKボタンをクリックします。 新しいボタングループが『グループ』リストボックスに表示されます。


ボタングループを交換する最も簡単な方法は、.OPX ファイルを作成する方法です(方法3をご覧ください。)

方法3: OPXファイルにエクスポートしたボタングループをインストールする

OPXファイルにエクスポートしたボタングループをインストールすることについては、以下を参照してください

カスタムボタングループを修正する

「ツールバーのカスタム化」ダイアログ(「表示:ツールバー」)の「ボタングループ」タブにある編集オプションを使って、カスタムボタングループのビットマップを削除や修正、カスタムボタングループのボタンを追加や削除することができます。

  • カスタムボタングループにボタンを追加するには
  1. 「グループ」リストボックスからファイルグループを選択します。
  2. 「ビットマップ」テキストボックスで新しいパスとファイル名を入力し、参照ボタンをクリックして、新しいビットマップファイルを指定します。

Note: 「ユーザ定義」ボタングループのビットマップを修正することもできます。

  • カスタムボタングループからボタンを削除するには
  1. 削除したいボタンを選択します。
  2. 『ボタン』グループの「削除」ボタンをクリックします。
  • カスタムボタングループを削除するには
  1. 「グループ」リストボックスから削除したいボタングループを選択します。
  2. 『ボタングループ』グループの「削除」ボタンをクリックします。
    User-Defined and Custom Toolbars and Toolbar Buttons-4.png
    グループを削除する前に「注意」メッセージボックスが確認のために現れます。
  3. 「はい」をクリックすると、Originは 「グループ」リストボックスからカスタムボタングループを削除します。この(削除された)グループからのボタンがツールバーに配置されていた場合、それらのツールバーはグループを削除した後は機能しません。

Note: 組込のボタングループを削除することはできません。

  • カスタムボタングループのビットマップを修正するには
  1. 「グループ」リストボックスからファイルグループを選択します。
  2. 「ビットマップ」テキストボックスで新しいパスとファイル名を入力し、参照ボタンをクリックして、新しいビットマップファイルを指定します。

Note: 「ユーザ定義」ボタングループのビットマップを修正することもできます。