ユーザ定義およびカスタムツールバーとツールバーボタン


Originには、ユーザ定義という組込みのボタングループがあります。 これらのボタンは個々に選択することができ、ツールバーからカスタムプログラムにアクセスするために、自分のスクリプトやコードをボタンと結びつけることができます。さらに、Originは自分で作成したビットマップを使って、新しいボタングループを作成することもできます。

内容

  1. 1 ツールバーの表示と非表示
  2. 2 自分のプログラムを実行するために ユーザ定義ツールバーボタンにプログラムを結びつける
  3. 3 カスタムタスクを実行するボタングループを作成する
    1. 3.1 方法1: 新しいボタングループの作成
    2. 3.2 方法2: 他の場所にあるカスタムボタングループをコピーする
    3. 3.3 方法3: OPXファイルにエクスポートしたボタングループをインストールする
  4. 4 カスタムボタングループを修正する

ツールバーの表示と非表示

ツールバーのカスタム化」ダイアログボックスを使って、ツールバーを表示したり、非表示にすることができます。

Originツールバーを表示/非表示する

  1. メニューから、「表示:ツールバー」を選択します。
  2. ツールバー』タブを選択し、Originが実行するとき表示させるツールバーを選択し、 閉じるボタンをクリックします。

自分のプログラムを実行するために ユーザ定義ツールバーボタンにプログラムを結びつける

ユーザ定義」ボタングループにはプログラムがされていないボタンが10個あり、操作を実行するためのプログラムと結びつけ、実行するのに使用することができます。

Image:User-Defined and Custom Toolbars and Toolbar Buttons-1.png

ユーザ定義」ボタングループにあるボタンをカスタムタスクと結びつけるには

  1. ツールバーのカスタム化ダイアログボックス(「表示:ツールバー」)を開き、『ボタングループ』タブを選びます。
  2. 『グループ』リストから「ユーザ定義」を選びます。
  3. ボタン』グループのボタンを選択します。
  4. ボタン設定』グループ「設定」ボタンをクリックします。「ボタンの設定」ダイアログボックスが開きます。
  5. ボタンの設定」ダイアログボックスを編集し、OKボタンをクリックします。カスタムボタンのプログラム化が完了します。

カスタムタスクを実行するボタングループを作成する

ユーザ定義」のボタン設定に加えて、Originにカスタムボタン用の新しいグループを追加することができます。これを行うには、3つの方法があります。

方法1: 新しいボタングループの作成

  1. ボタングループ』グループの「新規作成」ボタンをクリックします。 「ボタングループの作成」ダイアログボックスが開きます。
    以下の項目を指定します。
    • グループ名』 既存のボタングループ名を入力する場合、Originは、ボタングループに対して、名前を変更するか、統合するか、置き換えるか を尋ねます。
    • ボタンの個数』(最大50個のボタンを持つことができます。)
    • ボタン用のビットマップファイル ビットマップは、16色のビットマップにする必要があります。さらに、ビットマップは、16 × 16ピクセルのボタンが複数並んでいる形にする必要があります。例えば、5つのボタンを持つボタングループを作成する場合、16 × 80ピクセルのビットマップを使用します。Originは、『ボタンの個数』で指定した分のビットマップを使用します。
  2. OKをクリックします。入力したすべての情報が有効なら、Originは、「名前を付けて保存」ダイアログボックスを開きます。デフォルトで、グループ名ファイル名テキストボックスに表示されます。
  3. 保存」ボタンをクリックし、指定した初期化ファイルに新しいボタングループの設定を保存します。

これらのステップが完了したら、『グループ』リストボックスに新しいボタングループが表示されます。(「ツールバーのカスタム化」ダイアログの『ボlタングループ』タブ) グループ内のボタンに対する設定は、『カスタムタスクを実行するボタンを作成する』で述べたようにカスタマイズすることができます。

方法2: 他の場所にあるカスタムボタングループをコピーする

カスタムボタングループ(「ユーザ定義」グループを含む)は、以下のファイルと関連付けがされています。

  • 設定(INI)ファイル
  • 初期化ファイルは、「ボタングループ」グループの「新規作成」ボタンをクリックして、「ボタングループの作成」および「保存」ダイアログを編集します。

ビットマップファイル

  • ビットマップファイルは、「ボタングループの作成」ダイアログボックスで指定します。この情報はボタングループの初期化ファイルに追加されます。

LabTalkスクリプトファイル (OGS) とサポートファイル

LabTalkスクリプトファイルを「ボタン設定」ダイアログボックスのグループ内の各ボタンに対して指定します。この情報はボタングループの初期化ファイルに追加されます。

他のOriginユーザ(例えば、ネットワーク上のユーザ)が、あなたが使いたいカスタムボタングループを持っている場合

  1. そのユーザの設定ファイル(INIファイル)、ビットマップファイル、LabTalkスクリプトファイル、サポートファイルをあなたのOriginフォルダにコピーすることができます。
  2. Origin(Pro)を起動します。
  3. メニューから「表示:ツールバー」を選び、『ボタングループ』タブを選びます。
  4. ボタングループ』グループの「追加」ボタンをクリックします。「ボタングループの追加」ダイアログボックスが開きます。
  5. ボタングループの設定(INI)ファイルを指定して、OKボタンをクリックします。新しいボタングループが『グループ』リストボックスに表示されます。

ボタングループを交換する最も簡単な方法は、OPX ファイルを作成する方法です(方法3をご覧ください。)

方法3: OPXファイルにエクスポートしたボタングループをインストールする

  • OPXファイルにエクスポートしたボタングループをインストールする

カスタムボタングループを修正する

「ツールバーのカスタム化」ダイアログ(「表示:ツールバー」)の「ボタングループ」タブにある編集オプションを使って、カスタムボタングループのビットマップを削除や修正、カスタムボタングループのボタンを追加や削除することができます。

  • カスタムボタングループにボタンを追加するには
  1. 「グループ」リストボックスからファイルグループを選択します。
  2. 「ビットマップ」テキストボックスで新しいパスとファイル名を入力し、参照ボタンをクリックして、新しいビットマップファイルを指定します。

Note: 「ユーザ定義」ボタングループのビットマップを修正することもできます。

  • カスタムボタングループからボタンを削除するには
  1. 削除したいボタンを選択します。
  2. 『ボタン』グループの「削除」ボタンをクリックします。
  • カスタムボタングループを削除するには
  1. 「グループ」リストボックスから削除したいボタングループを選択します。
  2. 『ボタングループ』グループの「削除」ボタンをクリックします。
    グループを削除する前に「注意」メッセージボックスが確認のために現れます。
  3. 「はい」をクリックすると、Originは 「グループ」リストボックスからカスタムボタングループを削除します。この(削除された)グループからのボタンがツールバーに配置されていた場合、それらのツールバーはグループを削除した後は機能しません。

Note:  組込のボタングループを削除することはできません。

  • カスタムボタングループのビットマップを修正するには
  1. 「グループ」リストボックスからファイルグループを選択します。
  2. 「ビットマップ」テキストボックスで新しいパスとファイル名を入力し、参照ボタンをクリックして、新しいビットマップファイルを指定します。

Note: 「ユーザ定義」ボタングループのビットマップを修正することもできます。