逆高速フーリエ変換 (IFFT)

IFFTは、逆フーリエ変換(IDFT)を実行する高速なアルゴリズムで、DFTの処理を元に戻します。シーケンス x_i=\frac{1}{N}\sum _{n=0}^{N-1}F_ne^{\frac{2\pi j}{N}ni}のIDFTは、次の式で定義できます。

x_i=\frac{1}{N}\sum _{n=0}^{N-1}F_ne^{\frac{2\pi j}{N}ni}

IFFTがOriginで計算される複素数のFFT結果で実行される場合、原理として、これはFFTの結果を元のデータセットに戻します。しかし、これは次の要件が満たされるときのみ、正しく戻すことができます。

  • FFTのスペクトルタイプが両側
  • ウィンドウ法がIFFTとFFTの両方とも矩形の窓関数
  • ファクターオプションが、IFFTとFFTで同じ
  • 結果の移動チェックボックスがFFTで選択されている場合、IFFTで入力データの移動を元に戻すチェックボックスが選択されていなければなりません。逆に、結果の移動チェックボックスがFFTで選択されていない場合、IFFTで入力データの移動を元に戻すチェックボックスが選択してはいけません。

Note: IFFTの結果で時間シーケンスは0から始まります。元のデータセットが0から開始していない場合、IFFTで生成される時間シーケンスは元の時間シーケンスから移動されます。しかし、間隔は同じです。

IFFTを使うには

  1. ワークブックまたはグラフをアクティブにします。
  2. メニューから「解析:信号処理:FFT:IFFT」を選択します。

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