plotvm

内容

概要

ワークシートの範囲内のセルを元に仮想行列を作成し、3Dまたは等高線グラフをプロットします

追加の情報

必要なOriginのバージョン:8.5 SR0
結果グラフを非表示にするオプションは9.0以降で利用可能vmname, coltype, rowtype 変数は、Origin 2015から利用できます。

コマンドラインでの使用法

  1. plotvm irng:=1!;
  2. plotvm irng:=1! rowpos:=2 colpos:=2;
  3. plotvm irng:=1!1!2[3]:4[5] rowpos:=4 rowrng:=[1]:[1] colpos:=4 colrng:=1;
  4. plotvm irng:=1! ztitle:="VSurface 1" type:=242 ogl:=[<new template:=cmap>];
  5. plotvm irng:=1! rowpos:=label label:=L rowtype:=T0 colpos:=selcol1 coltype:=D0 ogl:=<new template:=heatmap>;
  6. plotvm irng:=VM1; //等高線図を作成するために仮想行列 "VM1" を使用

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力 irng

入力

Range

<active>

プロットのためのZ値または既存の仮想行列を指定します。

データフォーマット format

入力

int

0

X値およびY値をセットする方法を指定します。

  • 0:Y値が列を横断

行をY値とし、列をX値として使用します。

  • 1:X値が列を横断

行をX値とし、列をY値として使用します。

X値/Y値 rowpos

入力

int

<自動>

Y(またはX)値の行を指定します。YまたはX値が指定されているかどうかは、データフォーマットの値で決まります。

行内では、Y(またはX)値は、昇順か降順である必要があります。

  • 0:なし
選択されたワークシートのセル範囲の1から始まる列番号を、Y(あるいはX)値として使用します。
  • 1:選択中の第1行
選択の最初の行をY(またはX)値として使用します。
  • 2:ワークシート中の第1行
ワークシートの最初の行をY(またはX)値として使用します。ワークシートの範囲だけがirngで指定されていると、ワークシートの最初の行に対応している部分だけがY(またはX)値として使用されます。
  • 3:列ラベル
ワークシートの列ラベルをY(またはX)値として使用します。labelで列ラベル行を指定します。ワークシートの範囲だけがirngで指定されていると、ワークシートの列ラベル行に対応している部分だけがY(またはX)値として使用されます。
  • 4:カスタム
ワークシート内で行を選択します。
Y範囲 rowrng

入力

Range

<unassigned>
Y(またはX)値の行を指定します。rowpos が4の時のみrowrng が指定されます。
rowrngirngのワークシート名と同じである必要があります。
列ラベル label

入力

string

<unassigned>

Y(またはX)値として使用される列食べるの文字列を指定します。rowpos が3の時のみlabel が指定されます。

  • "Long Name"{L}:ロングネーム
    Y(またはX)値としてロングネーム行を使用します。
  • "Units"{U}:単位
    Y(またはX)値として単位行を使用します。
  • "Comments"{C}:コメント
    Y(またはX)値としてコメント行を使用します。
  • <custom>:パラメータ 1
    Y(またはX)値としてパラメータ1行を使用します。

Note:スクリプトで列ラベル行を指定するには、1文字を使用する必要があります。各列ラベル行を表す文字については列ラベル行の文字 を参照してください。

Y/X データフォーマット rowtype

入力

string

<unassigned>

X/Yデータの表示フォーマットを指定します。rowpos 変数が0(なし)にセットされている場合のみ、この変数を利用できます。詳細は、サポートされるOriginフォーマット表記をご覧ください。

X値/Y値 colpos

入力

int

<自動>

X(またはY)値の列を指定します。XまたはY値が指定されているかどうかは、データフォーマットの値で決まります。

列内では、X(またはY)値は、昇順か降順である必要があります。

  • 0:なし
選択されたワークシートのセル範囲の1から始まる行番号を、X(あるいはY)値として使用します。
  • 1:選択中の第1列
選択の最初の列をX(またはY)値として使用します。
  • 2:ワークシート中の第1列
ワークシートの最初の列をX(またはY)値として使用します。ワークシートの範囲だけがirngで指定されていると、ワークシートの最初の列に対応している部分だけがY(またはX)値として使用されます。
  • 3:選択の左にX列
irngの範囲の左にある最も近いX列をX値(またはY値)として使用します。irngの範囲の左側に少なくとも1つのX列があるときのみ指定できます。
  • 4:カスタム
ワークシート内で列を指定します。
X範囲 colrng

入力

Range

<unassigned>
X(またはY)値の列を指定します。colpos が4の時のみcolrng が指定されます。
colrngirngのワークシート名と同じである必要があります。
X/Yデータフォーマット coltype

入力

string

<unassigned>

X/Yデータの表示フォーマットを指定します。colpos 変数が0(なし)にセットされている場合のみ、この変数を利用できます。詳細は、サポートされるOriginフォーマット表記をご覧ください。

Xタイトル xtitle

入力

string

Xタイトル

X軸のタイトルを指定します。

Yタイトル ytitle

入力

string

Yタイトル

Y軸のタイトルを指定します。

Zタイトル ztitle

入力

string

Zタイトル

Z軸のタイトルを指定します。

仮想行列名 vmname

入力

string

VM1

仮想行列の名前を指定します。

グラフタイプ type

入力

int

226

3Dおよび等高線グラフのグラフタイプを指定します。

グラフタイプの詳細は、LabTalkのグラフタイプを確認してください。

新しく作成したグラフを非表示にする hide

入力

int

0

新しく作成したグラフを非表示にするかどうか指定します。このオプションはダイアログでは表示されていません。この変数の値を設定するのはLabTalkスクリプトからのみです。

ogl

出力

GraphLayer

[<new template:=contour>]

プロットを追加するグラフレイヤを指定します。シンタックスはここをご覧ください。

説明

このXファンクションは、ワークシートの範囲内のセルを元に仮想行列を作成し、3Dまたは等高線グラフをプロットしますY(あるいはX)の値を定義するいくつかのオプションを用意しています。

plotvm は、3Dグラフおよび等高線図に対して不等間隔のXまたはYをサポートしています。

Originメニューでの plotvm ダイアログの使用についての詳細は、 仮想行列から3Dおよび等高線グラフを作成するをご覧ください。

サンプル

次のスクリプトは、Xファンクションplotvm を使用して、最初の行にY値、最初の列にX値をもつワークシートから等高線図を作図します。

impASC fname:= system.path.program$+"Samples\Graphing\VSurface 1.dat";
plotvm irng:=1! rowpos:=2 colpos:=2;