データ転置

Originでは、ワークシートデータを転置するツールが用意されています。ワークシートの行が列よりも多い場合、Originは転置操作の一環として必要数の列を追加します。これらの追加列には、一般の列追加同様、ワークシート中でまだ使われていないアルファベット順で最初の文字の列名が付けられます。wtransposeダイアログボックスは、Xファンクション wtranspose を使用しています。

このツールを開くには、

  1. ワークブックをアクティブにします。
  2. メインメニューワークシート:列の削減を選択して、wtranspose Xファンクションによるwtransposeダイアログを開きます。

ワークシートの一部 を転置する場合、左上部のワークシートセルを選択してからダイアログボックスを開きます。OKボタンをクリックする前に、選択したセルを転置しますのチェックボックスが選択されていることを確認してください。

Note:ワークシートの行と列を入替える際、ワークシートの各列は同じ「データ型」を持っていなければなりません。例えば、全列が『文字と数値』型のみ、あるいは『数値』型のみであるようなことが必要です。列のデータ型は、「列のプロパティ」ダイアログボックスの『列のデータ型』ドロップダウンリストで選択できます。列ヘッダをダブルクリックして「ワークシート列フォーマット」ダイアログボックスを開きます。なお、Originにおけるデフォルトの列データ型は「文字と数値」です。

ダイアログオプション

再計算

結果の再計算を操作します。

  • 無し
  • 自動
  • 手動

詳細は、こちらを確認してください。分析結果の再計算

ワークシートの入力

データの入力範囲です。

範囲制御についてはこちらを確認してください:入力データを指定する

選択したセルを転置します

データと共にラベルの交換のチェックが外れているときに利用可能です。ワークシートの一部(転置したい領域の左上のセルをあらかじめ選択)を転置するときに使用します。チェックがついていると、選択されたセルの上側、左側、セル自身は転置されません。

データと共にラベルの交換

選択したセルを転置しますのチェックが外れているときに利用可能です。ラベルの種類ドロップダウンリストで選択された列ラベル行を、データドロップダウンリストで選択されたデータ列と交換します。

ラベルの種類

データと共にラベルの交換のチェックが付いているときに利用可能です。データドロップダウンリストで選択されたデータ列と交換する列ラベル行を指定します。

  • 無し
データ列と交換するラベル行なし
  • ロングネーム
ロングネームラベル行
  • 単位
単位ラベル行
  • コメント
コメントラベル行
  • 標本サイズ
標本サイズラベル行
  • パラメータ
パラメータラベル行
  • ユーザ定義
第1ユーザ定義パラメータラベル行
  • すべて
すべてのラベル行
末尾の空の行と列を削除します

空の行や列を削除します。

データ

データと共にラベルの交換チェックボックスが選択されていて、ラベルの種類なし以外に設定されているときに利用可能です。データ列が、ラベルの種類ドロップダウンリストで選択された列ラベル行と交換されます。

  • 新しい列
ワークシートの最左端に新しい列を作成し、これを選択した列ラベルの行と入れ替えます。
  • 第1列
最初のデータ列をX列属性を持つ選択した列ラベル行で入れ替えます。ラベルタイプ は サンプルレートにできません。Note: 列ラベル行の最左端のセルは入れ替えには含まれません。
出力ワークシート

出力範囲を指定します。

範囲制御についてはこちらを確認してください:結果の出力