ROCCurve-Algorithm
ここでは、次の表記が使われます。
: ケース i に対する結果スコアをテスト
: 真の正の判定数
: 偽の負の判定数
: 真の負の判定数
: 偽の正の判定数
: 負の実際の状態を持つケースの数
: 正の実際の状態を持つケースの数
: 結果が~に等しい負のケースの数
: : 結果が~より大きい正のケースの数
: : 結果が~に等しい正のケースの数
: : 結果が~より小さい負のケースの数
1- 特異性 (X):
敏感度 (Y):
を検定結果変数の状態値とします。は、 値が負の実際の状態値で、 は値が正の実際の状態値です。そして、ROC曲線以下の"true"面積のノンパラメトリック近似性、 は下記のようになります。
ここでは、 +のサンプルサイズ、 !は、 -のサンプルサイズで、以下のようになります。
は、ROC曲線以下の観測された面積で、このROC曲線は、連続したポイントを台形法などにより直線で接続したものです。
を計算する別の方法は、以下のようになります。
の標準偏差は、次の式で計算できます。
ここで
および
ROC曲線以下の真の面積に対する2方向の漸近の信頼区間は
は、 であるような帰無仮説において漸近的に標準なので、 であるような帰無仮説の漸近のP値を計算できます。それに対し、対立仮説は
ノンパラメトリックな場合において、
カットポイント値は、これら2つの量の等価性の最大化(SpEqualSe)によって定義されます。これは、ROC曲線のmin(abs(1-x-y))です。