pickpts

内容

  1. 1 概要
  2. 2 追加の情報
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル

概要

2Dグラフからデータポイントを取得します。

追加の情報

必要なOriginのバージョン: 8.1 SR3

コマンドラインでの使用法

 

  1. pickpts npts:=3;
  2. pickpts gp:=[Graph2] npts:=5 plot:=<new>;

 

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力グラフ gp

入力

GraphPage

<active>

ポイントを取り出すグラフを指定します。
取り出すポイントの数 npts

入力

int

10

入力グラフから取り出すデータポイントの数を指定します。
リーダータイプ type

入力

int

0

データポイントを取り出すタイプを指定します。

オプションリスト:

  • data:データリーダ
    データリーダモードでデータポイントを取得します。元のワークシートに存在しているデータポイントのみ取得します。
  • screen:スクリーンリーダ
    スクリーンリーダモードでデータポイントを取得します。グラフのどの場所でもポイントを取得し、グラフからXY座標を読み取ります。
X座標 x

出力

vector

<新規>

取得するX座標の出力範囲を指定します。
Y座標 y

出力

vector

<新規>

取得するY座標の出力範囲を指定します。
プロット名 plot

出力

vector<string>

<optional>

取得するデータポイントのプロット名の出力範囲を指定します。これは、リーダータイプがデータリーダの場合のみ利用できます。
ポイントインデックス index

出力

vector

<optional>

データポイントのインデックスに対する出力範囲を指定します。これは、リーダータイプがデータリーダの場合のみ利用できます。

説明

このXファンクションは、データリーダまたはスクリーンリーダを使って、グラフからXYデータを取得し、その座標に関連する情報を取得します。

サンプル

次のスクリプトは、複数レイヤからのデータポイントを取得する方法を示すものです。

// ORIGIN.OTWを元に新しいワークシートを作成
win -t; 
// 最初の2列に行番号を入力
col(A) = data(1,10); 
col(B) = data(1,10);
// 3,4列目に正規乱数を入力
col(C) = Normal(10);
col(D) = Normal(10); 
 
// 2番目から4番目までの列を選択
worksheet -s 2 0 4 0; 
// 選択した3列から3重Y_Y-Y-Yグラフを作成
run.section(Plot,3Ys_Y-Y-Y);
 
// グラフから5つのデータ点を取得し、そのXY座標、プロット名、インデックスを出力
pickpts npts:=5 plot:=<new> index:=<new>;

グラフをアクティブにして、関心のあるデータポイントをダブルクリックして選択します。

Image:pickpts_01.gif

選択したら、出力結果が自動的に新しいワークシートに出力されます。

Image:pickpts_02.gif