oftp

内容

  1. 1 概要
  2. 2 追加の情報
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル

概要

FTP (File Transfer Protocol) サーバーにアクセスするスクリプトを提供します。

追加の情報

必要なOriginのバージョン:8.6

コマンドラインでの使用法

  1. oftp server:=ftp.originlab.com user:=anonymous pw:=anonymous cmd:=directory;
  2. oftp server:=ftp.originlab.com user:=anonymous pw:=anonymous rpath:=/incoming lpath:=d:\ cmd:=send fname:=myData.dat;
  3. oftp server:=ftp.originlab.com user:=anonymous pw:=anonymous cmd:=receive lpath:=d:\ fname:=index;

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
サーバー server

入力

string

<unassigned>

接続するサーバーの指定IPアドレスとドメイン名の両方を使うことができます。
ユーザ名 user

入力

string

<unassigned>

ユーザ名を指定します。
パスワード pw

入力

string

<unassigned>

パスワードを指定します。
リモートパス rpath

入力

string

<unassigned>

サーバー上のパスを指定します。
ローカルパス lpath

入力

string

<unassigned>

ローカルPCのパスを指定します。コマンド受信の場合、受け取るファイルはこの指定したフォルダに保存されます。コマンド送信の場合、このローカルパスにこれらのファイルがあれば、ファイル名テキストフィールドにパス無しでファイル名が一覧表示されるだけです。
コマンド cmd

入力

int

<unassigned>

実行するコマンドを指定します。

オプションリスト:

  • ディレクトリ
    フォルダとファイルを含むサーバー上の指定したリモードパスの内容のディレクトリ
  • 受信
    サーバーのリモードパスファイル名のファイル一覧をダウンロードします。
  • 送信
    サーバーのリモードパスファイル名のファイル一覧をアップロードします。
  • 削除
    サーバーのリモードパスファイル名のファイル一覧を削除します。
バイナリモード binary

入力

int

<unassigned>

バイナリモードでファイルをダウンロードまたはアップロードするかどうかを指定します。
ファイル名 fname

入力

string

<unassigned>

ダウンロードまたはアップロードするファイルを指定します。

説明

このXファンクションは、異なるネットワーク上の2つのコンピュータに、FTPサーバー経由でデータを共有することを許可します。ファイルの送信と受信に関してはASCIIまたはバイナリ形式のどちらかで標準的な方法をサポートしています。FTPサーバー上のディレクトリの内容を一覧表示することもでき、FTPサーバー上の指定したファイルを削除することもできます。

サンプル

このサンプルは、データファイル(D:\MyData.dat) をOriginLab社のFTPを使ってOriginLabのテクニカルサポートにアップロードする方法を示します。

  1. メニューからウィンドウ:コマンドウィンドウを選び、コマンドウィンドウを開きます。
  2. コマンドウィンドウで oftp -d; を実行し、oftpダイアログを開きます。
  3. 次の図のように設定します。
    • サーバー:ftp.originlab.com
    • ユーザ名パスワード: どちらも anonymous
    • リモートパス:/incoming/
    • ローカルパス:d:\
    • コマンド:送信
    • ファイル名:MyData.dat
    Image:Oftp_Dialog_Settings.png
  4. OKをクリックして、指定したデータファイルを送信します。完了すると、次の情報が表示されます。
    D:\MyData.dat uploaded.