imgMedian

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル
  7. 7 アルゴリズム
  8. 8 参考文献
  9. 9 関連のXファンクション

メニュー情報

メディアン

概要

メディアンフィルタを適用します。

コマンドラインでの使用法

1. imgMedian d:=10;

2. imgMedian d:=5 img:=mat(1) oimg:=mat(2);

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
範囲 d

入力

int

2

メディアンフィルタが適用される範囲を指定します。この値を2より小さくすることはできません。

入力イメージ img

入力

Image

<active>

操作する原画像を指定します。デフォルトの入力はアクティブイメージです。

出力イメージ oimg

出力

Image

<input>

出力画像を指定します。デフォルトで、出力画像は入力画像と同じです。

説明

この関数は画像にメディアンフィルタを適用します。入力画像の各ピクセルは、それに隣接するピクセルの中央値で置き換えられます。

メディアンフィルタは通常ノイズ除去に使われます。これは特にゴマ塩ノイズやパルスノイズを除去するのに適しています。

例えば、入力画像の真のエッジのような特徴を保持しようとする場合、平均フィルタよりも良い結果が得られます。

サンプル

この例では、imgMedian 関数を使って、入力画像のノイズを除去します。

  1. 画像がアクティブな場合、「イメージ:空間フィルタ:メディアンフィルタ」を選択し、Xファンクションのダイアログを開きます。
  2. ダイアログで、下の図のように設定を変更して、OK ボタンをクリックしてXファンクションのimgUserfilterダイアログを開きます。

    新しい画像が作成されます。ノイズが除去されたのが分かります。

元の画像

Image:imgMedian_help_English_files_image004.jpg

出力画像

Image:imgMedian_help_English_files_image006.jpg

アルゴリズム

計算には、LEADTOOLS Main APIのL_MedianFilterBitmap() を使用しています。詳細は、LEADTOOLS Main API Version 14 ヘルプファイルを参照し、トピックL_MedianFilterBitmapを読んでください。

参考文献

LEADTOOLS Main API Help file, Version 14

関連のXファンクション

imgAverage, imgUserfilter