imgLevel

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 追加の情報
  4. 4 コマンドラインでの使用法
  5. 5 変数
  6. 6 説明
  7. 7 サンプル
  8. 8 アルゴリズム
  9. 9 参考文献
  10. 10 関連のXファンクション

メニュー情報

レベル

概要

画像の明るさを調整します。

追加の情報

これはOriginProのみの機能です。

コマンドラインでの使用法

1. imgLevel option:=contrast w:=20 b:=30;

2. imgLevel img:=1 option:=contrast w:=20 b:=30 oimg:=mat(2);

3. imgLevel img:=[Mbook1]Msheet1 oimg:=<new>;

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力イメージ img

入力

Image

<active>

操作する画像を指定します。デフォルトの入力はアクティブイメージです。

レベルオプション option

入力

int

レベル

レベルの種類を指定します。


オプションリスト

  • L:レベル
    個々のRGBチャネルのレベリングを実行します。個々のRGBチャネルを独立したものとして取り扱います。これにより画像に色かぶりが発生します。
  • C:コントラスト
    マスターチャネルのレベリングを実行します。(ピクセルのグレースケール値) 色かぶりは発生しません。
  • I:強度
    RGBチャネル(RGBチャネルの合計)のレベリングを実行します。色かぶりは発生しません。
ホワイトクリップ(%) w

入力

double

0.5

入力画像から切り取る白いピクセルのパーセンテージを指定します。

ブラッククリップ(%) b

入力

double

0.5

入力画像から切り取る黒いピクセルのパーセンテージを指定します。

出力イメージ oimg

出力

Image

<input>

出力画像を指定します。デフォルトで、出力画像は入力画像と同じです。

レベルレポート cl

出力

ReportData

<新規>!<新規>

レベルレポートを指定します。

説明

imglevel 関数は、画像にレベリングを適用します。これは、は暗い値をより暗く、明るい値をより明るくします。これは、画像のヒストグラムや色分布ベースのアルゴリズムを使って、コントラストや色強度を強調します。

imgAutoLevel という別の関数も、画像にレベルを適用しますが、入力画像から切り取る白黒ピクセルの比率は自動的に5%にセットします。

サンプル

この例では、imglevel 関数を使って、入力画像のコントラストを増加します。

  1. 入力画像がアクティブなときに、「イメージ:調整:レベル」を選択します。これはXファンクションのダイアログを開きます。
  2. Xファンクションダイアログで、下の図のように設定を変更して、OK ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

    新しい画像が作成されます。コントラストが改善されたのが分かります。

Image:imgLevel_help_English_files_image004.jpg

Image:imgLevel_help_English_files_image006.jpg

元の画像

出力画像


アルゴリズム

計算には、LEADTOOLS Main APIのL_AutoColorLevelBitmap() を使用しています。詳細は、LEADTOOLS Main API Version 14 ヘルプファイルを参照し、トピックL_AutoColorLevelBitmapを読んでください。

参考文献

LEADTOOLS Main API Help file, Version 14

関連のXファンクション

imgColorlevel, imgAutoLevel