imgDynamicBinary

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 追加の情報
  4. 4 コマンドラインでの使用法
  5. 5 変数
  6. 6 説明
  7. 7 サンプル
  8. 8 アルゴリズム
  9. 9 関連のXファンクション

メニュー情報

ダイナミックバイナリ

概要

動的なしきい値を使ってバイナリに変換します。

追加の情報

これはOriginProのみの機能です。

コマンドラインでの使用法

1. imgDynamicBinary dim:=50 threshold:=10 oimg:=<new>;

2. imgDynamicBinary img:=mat(1) dim:=50 threshold:=10 oimg:=mat(2);

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力イメージ img

入力

Image

<active>

操作する画像を指定します。デフォルトの入力はアクティブイメージです。

範囲 dim

入力

int

2

隣接の大きさを指定します。これは各ピクセルを評価するときに使われます。

しきい値 threshold

入力

int

0

局所的なコントラストのしきい値を指定します。ピクセル周辺の領域のコントラストがしきい値より小さい場合、ピクセルは、事前に計算されたグローバルなしきい値を使って黒または白に変換されます。ピクセル周辺の領域のコントラストがしきい値より大きい場合、ローカルなしきい値が計算され、使用されます。

出力イメージ oimg

出力

Image

<input>

出力画像を指定します。デフォルトで、出力画像は入力画像と同じです。

説明

imgDynamicBinary関数は、画像の各ピクセルに対してローカルなしきい値を使って、ピクセル毎のビットを変更すること無しに指定した画像を白黒画像に変換します。

各ピクセルは、動的に計算されたしきい値と比較されます。ピクセル強度が動的なしきい値より高い(つまり、ピクセルがより明るい)と、ピクセルは白にセットされます。ピクセル強度が低い(つまり、ピクセルがより暗い)と、ピクセルは黒にセットされます。

サンプル

このサンプルでは、 imgDynamicBinary 関数を使って、入力画像を白黒画像に変換します。

  1. 入力画像をアクティブにして、「イメージ:変換:ダイナミックバイナリ」を選択します。これはXファンクションのダイアログを開きます。
  2. Xファンクションダイアログで、下の図のように設定を変更して、OK ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

    新しい画像が作成されます。それが単色であることが分かります。

Image:imgDynamicBinary_help_English_files_image004.jpg

Image:imgDynamicBinary_help_English_files_image006.jpg

元の画像

出力画像


アルゴリズム

計算には、LEADTOOLS Main APIのL_DynamicBinaryBitmap() を使用しています。詳細は、LEADTOOLS Main API Version 14 ヘルプファイルを参照し、トピックL_DynamicBinaryBitmapを読んでください。

関連のXファンクション

imgAutoBinary, imgC2gray