CSVインポートのツリーノードに関する詳細


オプション

オプションツリーは、 impCSV Xファンクションのインポートオプションを全て指定します。

シンタックス:Options.Treenode:=<value>

例:Options.decimal:=1

ツリーノード ラベル スケール・タイプ デフォルト 説明
decimal Delimiter int 0 区切り文字を指定します。以下のオプションがあります。
  • 0:コンマ
    データ列はコンマによって区切られています。
  • 1:セミコロン
    データ列はセミコロンによって区切られています。
  • 2:自動
    データ列は自動区切り文字によって区切られています。
FirstMode 第1ファイルインポートモード int 0 1番目のファイルのインポートモードを指定します。以下のオプションがあります。
  • 0:既存データを置き換える
    目的のウィンドウに存在するデータは消去します。新しいデータがその中にインポートされます。
  • 3:ブックを新たに作って読み込む
    インポートする各ファイルに対して新しいブックを作成します。
  • 4:シートを新たに作って読み込む
    インポートするファイルに対して新しいシートを作成します。
  • 1:列を追加して読み込む
    目的のウィンドウに新しい列を追加し、新しい列にデータをインポートします。
Mode 複数ファイルのインポートモード(第1ファイル以外) int 4 1番目以外のファイルに対してリストからインポートモードを指定します。以下のオプションがあります。
  • 3:ブックを新たに作って読み込む
    インポートする各ファイルに対して新しいブックを作成します。
  • 4:シートを新たに作って読み込む
    インポートするファイルに対して新しいシートを作成します。
  • 1:列を追加して読み込む
    目的のウィンドウに新しい列を追加し、新しい列にデータをインポートします。
WinTemplate テンプレート名 String <default> このオプションはインポートモードシートを新たに作って読み込むブックを新たに作って読み込むに設定されている時に利用できます。新しいワークブックかワークシートにインポートする時のテンプレートを指定します。特別なテンプレート<クローン> は現在のワークブックまたは行列ブックをインポートファイルのテンプレートとして使用します。
nAutoSize Auto Resize Cells int 1 ワークシートのセルのサイズを自動で変更します。

以下のオプションがあります。

  • 0:No
    セルサイズを変更しない
  • 1:太さ
    セルの幅のみ自動変更する
  • 2:高さ
    セルの高さのみ自動変更する
  • 3:幅と高さ
    セルの幅と高さを自動で変更する
DateFormat カスタム日付フォーマット double   ドロップダウンリストから日付フォーマットを選択、またはカスタム日付フォーマット文字列に入力します。詳細は、 カスタム日時フォーマットページをご覧下さい。

以下のオプションがあります。

  • <なし>
  • yyyy'-'MM'-'dd HH':'mm':'ss
  • yyyy'-'MM'-'dd HH':'mm':'ss'.'###
  • yyyy'-'MM'-'dd hh':'mm':'ss tt
  • dd'/'MM'/'yyyy
  • dd'-'MM'-'yy
  • MM'/'dd'/'yyyy
  • MM'-'dd'-'yy
  • yy'/'MM'/'dd
  • yy'.'MM'.'dd
  • dd'.'MM'.'yy
  • yyyyMMdd
  • dd'-'MMM'-'yy
KeepDestColFmt ターゲット列フォーマットを保存する int 0 目的の列のフォーマットを維持するかどうかを指定します。

名前を付ける

オプションツリーのワークシート/ブックの名前を付ける/変更するブランチはワークシートとワークブックの名づけについて指定します。

シンタックス:Options.Names.Treenode:= <value>

例:

Options.Names.FNameToSht:=1
Options.Names.FNameToShtFrom:=1
Options.Names.FNameToShtTo:=4
ツリーノード ラベル スケール・タイプ デフォルト 説明
AutoNames ファイル名による自動名前変更 int 0 チェックが付いていると、Originはデフォルト設定を使って、ワークシートとワークブックの名前を変更します。
  • ファイル名全体(拡張子を含まない)をワークシート名として使用します。
  • ワークブックが空の場合またはインポートモードが既存データの置き換えの場合、ファイル名全体(拡張子を含む)をワークブック名として使用します。
FNameToSht シート名を(部分)ファイル名に変更する int 1 これにチェックが付いていると、ワークシート名にファイル名の一部を使います。
FNameToShtFrom 短縮開始位置 int 1 ブック名の開始位置
FNameToShtTo 短縮終了位置 int 0 ブック名の終了位置
FNameToBk ブック名を(部分)ファイル名に変更する int 1 これにチェックが付いていると、ワークブック名にファイル名の一部を使います。
FNameToBkFrom 短縮開始位置 int 1 ブック名の開始位置
FNameToBkTo 短縮終了位置 int 0 ブック名の終了位置
FNameToBkLnOnly ブックのロングネームのみを変更する int 0 これにチェックを付けると、ワークブックのロングネームのみ名前を変更します。
FPathToBk ブック名の変更時にファイルパスを含める int 0 ファイルパスをワークブック名に含めるかどうかを指定します。
FNameToBkComm ワークブックコメントにファイル名を追加 int 1 ワークブックコメントにファイル名を追加するかどうか指定します。
FNameToColComm 列コメントにファイル名を追加 int 0 ワークブックコメントにファイル名を追加するかどうか指定します。
FPathToComm ファイル名を追加するときにファイルパスを含める int 1 これにチェックが付いていると、ワークブックのコメントとコメント行にインポートファイルパスが追加されます。
Note:

Origin8.6以降、マイナス値(-)がFNameToBkFromFNameToBkTo に追加されました。これは、ファイル名の最後の文字からカウントするためです。ワークブックの名前を変更する場合、ファイルの拡張子をトリミングする際にも使用できます。例えば、sample.csvという名前のcsvデータファイルをインポートする場合、以下のように拡張子「.csv」をトリミングする設定に指定する事ができます。

Options.Names.FNameToBkFrom:=1
Options.Names.FNameToBkTo:=-4

ヘッダ行

オプションツリー内のヘッダ行ブランチはインポートするファイルのヘッダ情報を指定します。

シンタックス:Options.headerLines.Treenode:= <value>

例:Options.headerLines.SNames:= 1

ツリーノード ラベル スケール・タイプ デフォルト 説明
MainHdrLns メインヘッダの行数(サブヘッダを除く) int 0 特に測定器から出力されたいくつかのファイルは、ファイルの先頭にヘッダ情報を含んでおり、これは機器を識別したり、作業者、日付、データ数などの情報で、これらはメインヘッダ行となります。これはメインのヘッダ行がどこにあるか示すのに使用します。
サブヘッダ行 サブヘッダの行数 int 0 これはファイル内にあるサブヘッダ数を指定するのに使用します。
ショートネーム ショートネーム int 0 ファイルヘッダのどの行をワークシートのショートネームとして使用するかを指定します。この数字はサブヘッダ行の最初から始まり、ヘッダ行の開始値ではありません。同じ事が下の設定でもいえます。
ロングネーム ロングネーム int 0 ロングネームの行を指定します。
Units 単位 int 0 単位の行を指定します。
コメント(開始行) コメント(開始行) int 0 コメントが開始する行を指定します。
コメント(最終行) コメント(最終行) int 0 コメントが終了する行を指定します。
ParamsFrom システムパラメータ(開始行) int 0 システムパラメータの開始行を指定します。
ParamsTo システムパラメータ(最終行) int 0 システムパラメータの終了行を指定します。
ユーザパラメータ(開始行) ユーザパラメータ(開始行) int 0 ユーザパラメータの開始行を指定します。
ユーザパラメータ(最終行) ユーザパラメータ(最終行) int 0 ユーザパラメータの終了行を指定します。

部分インポート

オプションツリー内の部分インポートブランチは、部分的にインポートする方法を指定します。

シンタックス:Options.PartImp.Treenode:= <value>

例:

Options.partial.Partial:=1
Options.partial.FirstCol:=1
Options.partial.FirstCol:=3
ツリーノード ラベル スケール・タイプ デフォルト 説明
Partial 部分インポート int 0 0は部分インポートせず、1または2は部分インポートを有効にします。1は全てのファイルに部分インポートの設定を適用し、2は最初のファイル以外の全てのファイルに部分インポートを適用します。
FirstCol 開始列 int 1 Partial が有効なとき(1または2)に利用できます。部分インポートの開始列を指定します。
LastCol 最終列 int 0 Partial が有効なとき(1または2)に利用できます。部分インポートの最終列を指定します。
SkipSamples Skip Points int 1 設定に応じていくつかのポイントをとばすことができます。Partial が有効なとき(1または2)に利用できます。
FirstSample 開始ポイント int 1 インポートするファイルの開始点を指定できます。Partial が有効なとき(1または2)に利用できます。
ReadSamples 読み込みポイント int 0 これはポイントスキップと一緒に動作します。Partialが有効(1または2)で、ポイントスキップが0より大きいときに利用できます。

読み込みポイントに値lを指定しスキップポイントに値kを入力すると、 l+k列毎にl 列がインポートされ、k 列が読み飛ばされます。

LastSample 最終ポイント int 0 インポートするファイルの最終点を指定できます。Partial が有効なとき(1または2)に利用できます。

スクリプト

オプションツリーのスクリプトは、ファイルがインポートされた後に実行するLabTalkスクリプトを指定します。

シンタックス:Options.Script.Treenode:= <string>

例:
//各ファイルをインポートした後に2列目をプロット:
Options.Script.RunScriptAfterEachImport:="plotxy 2;";

//全てのファイルがインポートされたときに、ワークブック内の全てのシートをループして、列1から4の最初の500行を削除する
Options.Script.RunScriptAfterAllImport:=" doc -ef W { doc -e LW { range aa =1[1]:4[500]; del aa;}}";


ツリーノード ラベル データ型 デフォルト 説明
RunScriptAfterEachImport それぞれの各ファイルインポート後のスクリプト string "?" 各ファイルインポート後に実行されるLabTalkスクリプトを指定します。
RunScriptAfterAllImport 全てのファイルインポート後のスクリプト string "?" 全ファイルがインポートされた後に実行されるLabTalkスクリプトを指定します。