単純なXファンクションの作成


XファンクションはXファンクション・ビルダで作成されます。Xファンクションビルダはツールメニューで「Xファンクション・ビルダ」を選択するか、F10を押すと開きます。

Xファンクションビルダのダイアログは以下のようになります。

Ocguide xfdialog default.png

Xファンクションの作成

以下のステップはXファンクションの作成手順を示します。今回の例では、1つの列のデータを他の列にコピーするタスクを担うXファンクションを作成します。

  1. Xファンクションを作成するため、F10キーを押してXファンクションビルダを開きます。
  2. Xファンクションの名前を「CopyCol」とし、変数リスト上で右クリックして「変数の追加」を選択して2つ目の変数を追加します。変数の名前、ラベル、他の値を次の画像と同じになるように入力します。
    Ocguide xfdialog.png
  3. 変数に必要な変更を加えたら、 OXFファイルを保存するボタンOcguide xfdialog savebutton.pngをクリックしてXファンクションを保存します。名前を付けて保存ダイアログが開かれたら、保存ボタンをクリックします。
  4. XファンクションのツリービューボタンOcguide xf treeview button.pngをクリックしてツリービューに移動します。「使用のコンテクスト」ブランチを開き、LabTalkのチェックがついている事、以下のように「自動GetNダイアログ」では「単純なGetNBox」を選択している事を確認します。LabTalkチェックボックスを選択するとXファンクションがコマンドウィンドウで使用できるようになります。自動GetNダイアログはXファンクションをダイアログあり、またはなしで使用する事を設定でき、ダイアログには複数の種類があります。
    Ocguide xfsimpledialog treeview.png
  5. では、目的の動作をするためのOrigin Cコードを入力してXファンクションを作成しましょう。コードビルダボタンOcguide xfdialog codebuilderbutton.pngをクリックします。これはXファンクションをコードビルダで開き、Origin Cコードを入力出来る状態にします。メインの関数に以下のOrigin Cコードを追加します。
    ocol = icol;
            
    
  6. コンパイルボタンをクリックしてからダイアログに戻るをクリックするとXファンクションビルダに戻ります。OXFファイルの保存ボタンをクリックしましょう。

Xファンクションを使用する

Xファンクションの作成が無事に終わったので、テストしてみます。

  1. 2つの列がある、新しいワークシートを作成します。列Aに行番号を入力し、ヘッダをクリックして列全体を選択します。
  2. スクリプトまたはコマンドウィンドウに「CopyCol -d」と入力し(カギ括弧は入力しないでください)、Enterを押します。
  3. ダイアログが開いたらデフォルトの値のままOKボタンをクリックします。

Xファンクションが実行されると、ワークシートは3番目の列を追加し、そこに列Aのデータをコピーします。