Extract-Wks-Data
このチュートリアルでは、ワークシートクエリダイアログの使用方法について説明しています。
必要なOriginのバージョン:Origin 2019b
このチュートリアルでは、以下の項目について解説します。
(A) アクティブなワークブックのスプレッドシートセル表記 (SCN)がOFFの時(ワークブックの左上にこのアイコンが表示されます。)または、(b) SCNがONになっていても、ワークシートクエリの右上でUse Aliasボックスがチェックされているとき、ワークシートクエリダイアグラムボックスは次の画像の状態とは若干異なるものとなります。ワークシートクエリダイアログボックスはバージョン2019bで列の命名を柔軟に行うため修正されました。このチュートリアルでは、列エイリアスの定義を紹介します。If条件の列変数を選択もご参照ください。
ワークシートクエリダイアグラムには主要なパネルが2つあります。
col(height)>=160
col(weight)<=50
クエリは次のようになります。
文字列を抽出する場合、文字列をダブルクォーテーションマーク "で囲む必要があります(例"California」)。
col(gender) == "F"
日付と時刻のデータは、Originの内部では数値で保存されています。日付は数値の整数部分で、時刻は小数部分です。Originでは、int()およびfrac()関数を使って、数値の整数部と小数部を返すことができます。そして、 Date(MM/DD/YY)とTime(HH:mm:ss)関数を使って、時刻データをユリウス通日に変換することができます。
dd'.'MM'.'yyyy HH':'mm':'ss'.'##
これで、A列の日付-時間文字列を数値データにフォーマットします。
frac(A) > Time(10:00:00) AND frac(A) < Time(11:00:00)
データコネクタを使用して、ステップ1でデータをインポートすることもできます。データファイルCustom Date and Time.datをドラッグアンドドロップするだけで、日付と時間のデータが2つの列に分割され、それぞれが日付と時間として適切にフォーマットされます。これにより、ステップ2で文字列を使用してデータを手動でフォーマットする手間が省けます。