From-Graphical-objs
グラフィックオブジェクトからスクリプトを実行グラフィックオブジェクト(テキスト、線、図形)とイベントを結び付け、そのイベントで実行されるスクリプトを含むことができます。グラフィックオブジェクトはページと結びつけられるため、テンプレート、ウィンドウファイル、プロジェクトファイルに保存されます。
頻繁に使われるスクリプトのいくつかをOriginのユーザインターフェース(GUI)のボタンに割り当てて、スクリプトの実行を自動化することもできます。 これには、次の手順が必要です。
新しく開いたOriginプロジェクトから:
type -b "Hello World";
スクリプトウィンドウにのみ存在しているテキストスクリプトとは異なり、このボタンとスクリプトは、Originプロジェクトを保存するときに保存されます。
また、グラフィックオブジェクトに設定されたスクリプトは、オブジェクト名とrunメソッドを使用して実行できます。スクリプトウィンドウ(ウィンドウ:スクリプトウィンドウ)を開き、次のように入力します。
greeting.run()
そしてEnterキーを押すと実行されます。
ボタンを削除する方法は2つあります:
以下は、グラフ上に垂直線を作成し、その線を移動させるとX位置のデータの補間値を出力するスクリプトです。
// グラフ上に垂直線を作成 draw -n MyCursor -l -v $(x1+(x2-x1)/2); MyCursor.HMOVE = 1; // 水平移動を許可 MyCursor.color = color(orange); // オレンジ色に変更 MyCursor.linewidth = 3; // 線を太くする // グラフにラベルを追加 label -sl -a $(MyCursor.x) $(Y2+0.05*(Y2-Y1)) -n MyLabel $(%C(MyCursor.x)); // 線にスクリプトを割り当て MyCursor.script$="MyLabel.x = MyCursor.x; MyLabel.y = Y2 + MyLabel.dy; doc -uw;"; // 線が動いた後スクリプトを実行するようにする MyCursor.Script = 2;
グラフィックオブジェクト(テキスト、線、図形)には、イベントが発生したときに実行されるスクリプトを付加することができます。
この例では、グラフ上の四角形(オブジェクト名RECT)が移動またはサイズ変更した時にスクリプトが実行されるように設定します。
%B = %C; %A = xof(%B); dataset dsRect; dsRect = ((%A >= rect.x1) && (%A <= rect.x2) && (%B >= rect.y3) && (%B <= rect.y1))?%B:0/0; stats dsRect; delete dsRect; type -a Mean of $(stats.mean);
この矩形を移動したり、サイズ変更したりすると、スクリプトが矩形の範囲内にあるすべてのデータポイントの平均を計算し、スクリプトウィンドウに出力します。グラフィックオブジェクト範囲を定義して以下のように実行することもできます。
GObject gobj = [Graph1]1!rect; gobj.run();