Send-Graphs-to-PPT
このチュートリアルでは、既存のPowerPointファイルに選択したグラフを追加する方法を説明しています。指定したスライドからグラフを挿入し、そのスライドのスタイル、ロゴ、レイアウトなどをコピーします。事前にPowerPointでスライドマスターを作成する必要はありません。
必要なOriginのバージョン: Origin 2021b以降
Note: 実際にはOrigin2018b以降でこのチュートリアルの操作は可能です。PowerPointにグラフを送るボタンでダイアログを開かずに、ワークスペースの右側にあるアプリギャラリーのSend Graphs to PowerPointアプリをクリックして開きます。アプリギャラリーに該当するアプリがない場合は、F10を押して「powerpoint」で検索してインストールしてください。
このチュートリアルでは、以下の項目について解説します。
このチュートリアルは、<Origin EXE Folder>\Samples\Graphing\Column and Bar.opjuの、「Column and Bar」プロジェクトと<Origin EXE Folder>\Samples\Import and Export\Column_Plots_in_Sample_OPJ.pptxのPPFファイルを使用します。
Column and Barプロジェクトのグラフを4つのスライドから成るPPTファイルに送る場合、 次のように操作します。なお、PPTファイルの1枚目のスライドはタイトル、2枚目は目次、3番目はブランク、4枚目は最終ページです。グラフを送る際には、このPPTファイルの3番目のスライドからグラフの挿入が開始され、以降はこのスライドと同じ形式のスライドが追加され、挿入されていきます。
Send Graphs to PowerPointアプリのダイアログの上部には、見落としがちな2つの便利なタブがあります。「保存の設定」タブには、現在のアプリダイアログ設定に名前を付けて保存するためのコントロールと、それらをデフォルトとして設定するためのコントロールがあります。「設定」タブには、デフォルト設定(システムデフォルト設定)または最近使った設定を選択して適用するためのコントロール、または名前付きの設定グループを適用するためのコントロールがあります。さらに、このタブで不要な設定を削除できます。