既存のOrigin Cファイルを更新する

イントロダクション

グループリーダーや開発者は他のOriginユーザにOrigin Cファイルの新しいバージョンを配布したい場合があります。このような場合、エンドユーザが既に古いバージョンのOrigin Cファイルをインストールしていると、そのファイルに対応するOCBファイルがUser Filesフォルダ(UFF)にあります。新しいOrigin Cファイルのタイムスタンプが、そのOCBファイルのタイムスタンプより古いという可能性があります。 この場合、OriginはOCBファイルが既に更新されていると考え、新しいOrigin Cファイルを再コンパイルしません。 このようなことを避けるために、新しいOrigin Cファイルをインストールするときに、OCBファイルを削除することが最も良い方法です。 削除されると、Originは必ずOCBファイルを再作成するために新しいOrigin Cファイルをコンパイルします。

OCBファイルを手動で削除する

Origin Cファイルに対応するOCBファイルをエンドユーザのコンピュータのUser Filesフォルダ内のOCTEMPフォルダから手動で削除することができます。 Origin Cファイルの場所にもよりますが、OCBファイルをOCTempフォルダ内のサブフォルダに置くことも可能です。 配置されたら、エンドユーザはOCBファイルを削除でき、ワークスペースをリビルドし、OCBファイルを更新します。

プログラムでOCBファイルを削除する

グループリーダーや開発者は、LabTalkのDeleteコマンドのOCBオプションを使って、プログラム的に対応するOCBファイルを削除することができます。 これはOriginパッケージ内のOrigin Cファイルを配布する場合にとても役立ちます。 つまりエンドユーザが手動で削除できないようなOCBファイルを削除できます。

以下は、LabTalkのDeleteコマンドのOCBオプションを呼び出す方法のサンプルです。

del -ocb filepathname1.c
del -ocb filepathname1.ocw
del -ocb filepathname1.c filepathname2.c // 複数ファイルを削除
del -ocb %YOCTEMP\filename.c // %Yを使ってUser Filesフォルダを取得