レイヤを管理する

区分プロットを作成する

newpanel Xファンクションは、n x mのレイヤ配置を持つ新しいグラフを作成します。

6区分グラフを作成します。

次のサンプルは、2列3行で配置した6つのレイヤを持つ新しいグラフを作成します。 この関数は、どのウィンドウがアクティブかに関係なく実行できます。

newpanel col:=2 row:=3;

Xファンクションを使うとき、値の割り当てに変数名を使う必要はありませんが、col:= と row:= で明示的に指定するとコードが読みやすくなります。 入力する字数を減らすため、上記のコードではなく、次のように入力することもできます。

newpanel 2 3;

6区分グラフを作成しプロットする

次のサンプルは、新しいワークブックにいくつかデータをインポートし、6つのレイヤを持つ新しいグラフウィンドウを作成し、2列3行で配置し、各レイヤ(区分)をループして、インポートしたデータをプロットします。

// 新しいワークブックを作成
newbook;	
 
// ファイルをインポート
path$ = system.path.program$ + "Samples\Graphing\";
fname$ = path$ + "waterfall2.dat";
impasc;
 
// 新しいパネルが%Hを変更するのでワークブック名を保存
string bkname$=%H;
 
// 2*3 区分グラフを作成
newpanel 2 3;
 
// データをプロット
for (ii=2; ii<8; ii++)
{
	plotxy iy:=[bkname$]1!wcol(ii) plot:=200 ogl:=$(ii-1);
}

グラフウィンドウにレイヤを追加する

layadd Xファンクションは、グラフウィンドウに新しいレイヤ を作成/追加します。 この関数は、挿入:新規レイヤ(軸) メニューに相当します。New Layer(Axes) menu.

プログラムで、グラフにレイヤを追加することは一般的ではありません。 事前にグラフテンプレートを作成し、plotxy Xファンクションを使って、グラフテンプレートにプロットすることをお勧めします。

次のサンプルは、独立した右Y軸スケールを追加します。 右Y軸のみを表示する新しいレイヤを追加します。 これは寸法がリンクされ、レイヤが追加された時に、X軸が現在のアクティブレイヤにリンクされます。 新しく追加したレイヤがアクティブレイヤになります。

layadd type:=rightY;

レイヤを配置する

layarrange Xファンクションは、グラフページ上のレイヤを配置するのに使います。

プログラムで、グラフレイヤを配置することは一般的ではありません。 事前にグラフテンプレートを作成し、plotxy Xファンクションを使って、グラフテンプレートにプロットすることをお勧めします。

次のサンプルは、アクティブグラフに既存レイヤを2行3列で配置します。 アクティブグラフに6つのレイヤが無くても、新しいレイヤは追加されません。 存在しているレイヤのみが配置されます。

layarrange row:=2 col:=3;

レイヤを移動する

laysetpos Xファンクションは、ページの相対位置で、グラフ内の1つ以上のレイヤの位置をセットするのに使われます。

次のサンプルは、アクティブグラフウィンドウのすべてのレイヤを左に整列し、ページの左側から15%の位置にセットします。

laysetpos layer:="1:0" left:=15;

2つのレイヤを入れ替える

layswap Xファンクションは、2つのグラフレイヤの位置と場所を入れ替えます。 名前と番号でレイヤを参照できます。

次のサンプルは、レイヤ1と2のページの位置をインデックス番号を使って入れ替えます。

layswap igl1:=1 igl2:=2;

次のサンプルは、Layer1およびLayer2という名前のレイヤの位置を名前を入れ替えます。

layswap igl1:=Layer1 igl2:=Layer2;

レイヤは、レイヤ管理ツールだけでなく、作図の詳細ダイアログでも名前を変更することができます。 レイヤ管理ツールでは、レイヤ選択リストにある名前をダブルクリックして、名前を変更します。 作図の詳細ダイアログの左側のパネルで、レイヤを2回クリックして、名前を変更します。

LabTalkから名前を変更するには、layern.name$を使います。n はレイヤのインデックスです。 例えば、以下のようにしてレイヤ1の名前をPowerに変更します。 layer1.name$="Power";

レイヤを整理する

layalign Xファンクションは、元のレイヤ/参照レイヤに対して1つ以上のレイヤを整列するのに使います。

次のサンプルは、アクティブグラフレイヤのレイヤ1とレイヤ2を下辺に合わせて整列します。

layalign igl:=1 destlayer:=2 direction:=bottom;

次のサンプルは、アクティブグラフレイヤのレイヤ1とレイヤ2, 3, 4を左辺に合わせて整列します。

layalign igl:=1 destlayer:=2:4 direction:=left;

次のサンプルは、レイヤ1に関して、グラフ3のすべてのレイヤを左辺に合わせて整列します。 2:0という表記は、グラフ内のレイヤ2から最後のレイヤまでのすべてのレイヤという意味です。

layalign igp:=graph3 igl:=1 destlayer:=2:0 direction:=left;

レイヤをリンクする

laylink Xファンクションは、お互いのレイヤをリンクするのに使用します。 レイヤ領域/位置だけでなく、軸スケールもリンクします。

次のサンプルは、アクティブグラフのすべてのレイヤのX軸をレイヤ1のX軸にリンクします。 単位は、リンクしたレイヤの%にセットされます。

laylink igl:=1 destlayers:=2:0 XAxis:=1;

レイヤ単位をセットする

laysetunit Xファンクションは、複数のレイヤのレイヤ領域の単位をセットします。