算術文

算術文は一般的に次の構文を持ちます。

dataObject1 operator dataObject2;

ここで

  • dataObject1は、データセットか数値変数です。
  • dataObject2は数値型データセット、数値変数又は定数です。
  • operatorは+、-、*、/、^のいずれかです。

計算の結果はdataObject1に代入されます。 dataObject は、関数ではないことに注意して下さい。 例えば、col(3)+25は、この型の文の使用法としては間違っています。

算術文の異なる形式を表す例

myDataをデータセットとすると、myDataの各々のセル値を10で割ります。

myData / 10;

myDataの各セル値からotherDatabをの対応する値を引き、結果をmyDataに代入します。 2つのデータセットはY同士(あるいはZ同士)のXY属性を持っていなければなりません。(下のNote参照。)

myData - otherData;

Aが変数の場合、Aに1を加えます。 Aがデータセットの場合、A列の各値に1を加えます。

A + 1;

Note: 算術文と代入文では、2つのデータセットを扱いう時、その扱い方が異なります。 例えば、算術文data1_b+data2_bと代入文data1_b=data1_b+data2_bの結果は、違った方式で算出されます。 後者のケースは、2つのデータセットのそれぞれのX値は無視して、各点の合計を計算します。 前者の場合、data1_b + data2_bは、2つのデータセットがXY平面上の曲線であるかのようにそれぞれを加えます。 そのため、data1_bdata2_b のX値が異なる場合、2つのデータセットの一方を補間する必要があります。 このイベントでは、Originは最初のデータセット(この場合、data1_b)のX値を補間します。